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プロ野球

メッセンジャーが4回8三振で7年連続規定投球回クリア!

中日戦に先発し、4回を1安打無失点と好投した阪神・メッセンジャー=甲子園【写真提供:共同通信社】


 阪神のメッセンジャーが今季リーグ最終戦となった10日の中日戦(甲子園)に先発して4回を1安打8奪三振無失点の好投。現役では球界最長となる7年連続で規定投球回に到達した。

 「梅野の配球と自分の考えがマッチしていたね。野手の皆さんがしっかり守ってくれたので、いいリズムで投げることができた。なにより久しぶりの甲子園のマウンドで、ファンの前で投げることができて本当にいい日になった」とメッセンジャー。来日8年目の今季は、5月12日に5勝目を挙げるなど開幕7戦5勝の好スタートを切り、7月11日から8月4日にかけての5試合でも4勝挙げる活躍。7月23日の6東京ヤクルト戦(神宮)では8回5安打12奪三振無失点で2ケタ勝利も達成した。しかし、8月上旬に右足腓骨を骨折して約2カ月間の戦線離脱。この日が1軍復帰マウンドで長期ブランクの影響が心配されたが、これまでと変わらぬ安定したピッチングを披露。途中、7者連続三振をマークするなど、威力抜群のストレートで中日打線を圧倒した。

 CSでの先発をにらみ、この日は4イニングで降板したが、無事に規定投球回にも到達。打倒・広島へ向け、頼もしい男が万全の状態で帰って来た。