マイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手が9月28日、アトランタ・ブレーブス戦で2本のホームランを放ち、今季の本塁打数を59本に増やした。大台の60本まで残り1本と迫る。

スタントンは4点リードの四回に第3打席を迎える。ブレーブス先発のフリオ・タランが投じた変化球を捉え、高々と打ち上がった打球は左中間スタンド最深部の上段まで飛んでいった。5-1で回ってきた八回には一塁にランナーを置き、レックス・ブラザーズの初球を仕留める。ライナー性の当たりで打ち出されたボールは失速せず、客席を越えて最上段の通路まで達した。

もし60本を達成すれば2001年に73本塁打を記録したバリー・ボンズ以来。メジャー史上でも6人目の快挙だ。

王手をかけたスタントンにファンからは、「怪我もスランプもなく1年間フルで出続けたら、これくらい打つんだな」「凄いと思うけどスタントンだから遅すぎたくらい。この選手のキャリアハイが37本っていうのが何かの間違いだった」「ここまできたら絶対達成してほしい」などの声が寄せられている。