来日初完投を完封で飾り、９勝目を挙げたＤｅＮＡ・ウィーランド＝甲子園【写真提供:共同通信社】

3位の横浜DeNAが7対0で2位・阪神に完勝。ゲーム差を3.5に縮めた。

　阪神は2勝1敗、防御率4.29の岩田が、横浜DeNAは8勝2敗、防御率2.87のウィーランドが先発した。地元でのCS開催に燃える横浜DeNAは3回表、1死からウィーランドがチーム初安打を放つと、倉本がセンター前に落とし1死1、3塁。このチャンスに桑原がセンター前にタイムリーを放って1点を先制。6回表にはロペス、宮﨑の連打で走者をため嶺井がセンターフェンス直撃、あとわずかで本塁打というタイムリー3塁打を放ち2点を追加。欲しかった中押し点を奪うと、8回には宮﨑の13号ソロ、9回には筒香の25号3ランでダメ押しに成功した。

　投げては、ウィーランドが内角への力強いストレートに落差の大きい変化球を織り交ぜ、3塁を踏ませず、9回を5安打無失点の完封勝利。2位の阪神に連勝し、明日の移動日を挟んで横浜スタジアムに戻る。

　阪神は初回に上本が、2回には鳥谷が盗塁を成功させ、足を絡めて得点圏に走者を置くがあと1本が出ない。岩田は走者を出しながらも5回までは1失点で凌いでいたが、6回に手痛い一打を浴び2失点。リードを広げられると打線は元気なく、藤川、石崎の好調リリーフ陣も手痛い一発を浴びた。