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プロ野球

ウィーラー3ラン!美馬7回無失点で11勝目!東北楽天が大勝!

3回、3ランを放ち、楽天先発の美馬(31)らに迎えられるウィーラー(中央)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 東北楽天が10対2で福岡ソフトバンクに大勝した 。

 福岡ソフトバンクの先発は14勝目を狙う千賀滉大。東北楽天の先発は、前回登板で10勝目を挙げた美馬学。前回の西武戦で制球に苦しみ6回で141球を投じた千賀は、この日も初回からストライクが入らない。2つの四球を出し、銀次に2ボールからストライクを置きにいったところを痛打されてセンターオーバーの2塁打。四球の走者2人がホームを踏んで、いきなりの2失点となった。続く2回にも先頭への四球から1失点、3回には1死から簡単に連打されるとウィーラーには3ランを浴び、3回までに6点を失う大乱調。千賀は6回にも1点を失い、6回98球、7失点で降板した。

 一方の美馬は制球、キレとも抜群で、ほぼ完璧に福岡ソフトバンク打線を牛耳った。7回1死からデスパイネと松田の連打を許し、この日初めて得点圏に走者を背負うも続く福田を併殺に斬って得点を与えず、7回5安打無失点で11勝目。東北楽天打線は、8回にも嶋、藤田のタイムリーで3点を追加。計10安打で10得点を奪った。

 福岡ソフトバンクは、9回に東北楽天の3番手・入野から中村が2ランを放って零封負けを防ぐのがやっと。2対10の大差で敗れ、カード負け越し。千賀は「今日は立ち上がりからボールも高く、どうにか修正しようと思いましたが、最後まで修正することができませんでした。こんな展開になってしまいチームにも野手にも申し訳ないです」と前回に続いて不甲斐ない投球。東浜の腰の張りも含めて福岡ソフトバンクはCSに向けた不安材料ばかりが増した。