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自己最多の11勝目を挙げた横浜DeNA・今永「必ず横浜でCSを戦うことが目標」

5回、阪神・大和を併殺に打ち取り、ベンチに戻るDeNA先発の今永=甲子園【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAの今永が24日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回途中無失点の好投で11勝目を挙げた。現在3位でクライマックスシリーズ圏内の横浜DeNAは、この日からの2位阪神との直接対決5試合に先勝し、その差を4.5ゲーム差に縮めた。

 8月17日に10勝目を上げて以来、4試合勝ち星のなかった今永は「ここ数試合、チームに迷惑をかけていたので取り返したいと思っていた」と必勝を期したマウンドに上がった。「ブルペンから調子が良かった」という今永は、初回から2点の援護をもらうと、「試合開始の1球目から集中して、自信を持って投げることができた」と、立ち上がりから安定した投球で試合の流れを作った。

 走者を許した2回と5回は、いずれも大和を併殺打に打ち取り、6回まで阪神打線を2安打に抑えた。7回に2四死球と安打で2死満塁のピンチを作って降板したが、後を継いだ三上が代打の伊藤隼を遊飛に打ち取った。「イニングの途中で降板となり、中継ぎ陣に負担をかけてしまったことが反省点」という今永。残り8試合で阪神との差は4.5ゲームと厳しい状況ではあるが、今永は「3位を目指している選手は1人もいない。2位になって必ず横浜でCSを戦うことが目標」と力を込めた。