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前田健太、ポストシーズンは中継ぎ起用に「現実は理解している」


ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が9月21日、フィラデルフィア・フィリーズ戦後の会見で前田健太投手をポストシーズンでは中継ぎ起用すると明言した。

フィリーズ戦の先発マウンドに上がった前田。リュ・ヒョンジンとポストシーズン先発枠最後の1枚を争っているだけに、ここでアピールしておきたかった。しかし、初回からランナー3人を背負う苦しい立ち上がり。なんとか無失点にしのぎ二回は三者凡退に抑えるも、三回に2ラン本塁打を被弾してリードを吐き出してしまう。

前田は四回の攻撃で代打を送られ降板した。

「彼はブルペンの武器になる」とロバーツ監督。61球で降板させたのは次回から前田をリリーフで使い、ポストシーズンに備えさせたかったからだと説明した。

球団公式サイトは前田の「現実は理解している」との言葉も伝えている。前田は「先発でやりたい」と悔しさをにじませながらも、「ポストシーズンでは先発投手の枠に限りがある」と話し、「限られた試合で、ブルペンで成功するためのリズムをつかみたい」とした。

ドジャースはリリーフ陣が疲れからか近ごろ安定感を欠いており、短期決戦を戦う上で右打者に強い前田を控えさせておきたいとの思惑があるようだ。

前田の配置転換にファンからは、「ポストシーズンの中継ぎなんて厳しい場面で回ってくるだろうから、下を向いてる暇なんかない」「前半あれだけ調子良かったリリーフ陣が崩壊してるからな。期待されてると受け止めたい」「早め継投でリリーフ陣が疲弊してるのに、またこんな形でブルペンを使う監督に疑問」「リュよりはロングリリーフ適性ありそうだけど、契約上の兼ね合いもあるのかな」などの声が寄せられている。

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