ボストン・レッドソックスのクリス・セール投手が9月20日、ボルティモア・オリオールズ戦でシーズン300奪三振を達成した。アメリカン・リーグではペドロ・マルティネス（レッドソックス）以来、18年ぶりの達成者となる。

初回いきなり2者連続三振でスタートしたセール。直球に得意のスライダーが冴え渡り、この日も三振の山を築いていく。セールは7回を4安打無失点、12奪三振に抑え記録に王手を掛けた。そして迎えた八回2アウト、ライアン・フラーティを三振に仕留め300奪三振を達成した。

「これは特別なことだ。この記録を軽く扱いたくはない」とセール。マルティネスと並びレッドソックス史上ふたり目の達成者となったことには、「彼は史上最高の投手のひとり。ものすごく嬉しいよ」と答えている。

セールの記録達成にファンからは、「すごく球がキレてる」「サイ・ヤング賞争いがわからなくなってきた」「セールの補強がなければチームも今の順位にはいなかった」「今年のボールは飛ぶと言われてるなら、バットに当てさせなければいいの体現」などの声が寄せられている。