完投で４勝目を挙げ、ファンの声援に応えるロッテ・酒居＝メットライフドーム【写真提供:共同通信社】

　千葉ロッテが3対1で埼玉西武に競り勝った。

　千葉ロッテは今季3勝1敗、防御率4.01の酒居、埼玉西武は同8勝5敗、防御率3.39の十亀が先発。試合は序盤から動き、1回表に千葉ロッテが1番・加藤のヒットの後、2盗に成功して1死2塁となり、3番・鈴木のタイムリーで1点を先制。だが、埼玉西武が2回裏に4番・山川がレフトへ19号ソロを放って同点に追い付いた。

　その後、両先発が立ち直ってスコアは動かず1対1のまま、こう着状態に。迎えた7回表、2死1塁から9番・吉田がレフトへ3号2ランを放って勝ち越しに成功。ようやく援護を受けた酒居はベンチ前でガッツポーズを見せ、その後の3イニングもピシャリ。「低めに集めることを心かけました。今日はまっすぐ、コースが両方ともに良いところに決まっていたと思います」と納得のピッチングで9回を4安打1四球5奪三振1失点で、8月18日のオリックス戦（京セラドーム大阪）以来の自身2度目の完投で今季4勝目を挙げた。

　敗れた埼玉西武は、十亀が7回を8安打8奪三振3失点で6敗目。4回表に源田、浅村の連打で作った無死1、2塁のチャンスを逸したのが痛かった。