- 大学野球
2017.09.07 01:38
【東都大学野球 秋季リーグ戦 1部】日本大vs東洋大 2回戦 甲斐野央、大学初勝利!飯塚幸大の勝ち越し打で東洋大が雪辱!

大学初勝利を挙げた甲斐野(東洋大)
投打にニューヒーローが現れた東洋大が5対4で勝利。
東洋大は2点を追う4回、ヒットと四死球で無死満塁とすると、暴投で1点を返す。さらに満塁として西川元気捕手(4年・浦和学院)の犠飛で同点。日本大守備陣がこの打球の処理を誤っている間に、二塁走者も生還。さらに飯塚幸大外野手(2年・藤代)のタイムリーで4-2とリードを広げる。
4-4で迎えた8回には2死無走者から西川がヒット、盗塁で2死二塁とチャンスを広げる。すると「甲斐野さんが頑張っていたので何とかしたい」と気持ちを込めた飯塚がタイムリー三塁打を放って勝ち越しを決めた。
3回途中からリリーフした甲斐野央投手(3年・東洋大姫路)は、この日最速151キロの直球とフォーク、スライダーが冴えわたり7回まで無失点に抑えていたが、8回に同点打を浴びた。だが、直後に味方が挙げた1点を守りきり大学初勝利。「甲斐野につきる」と高橋昭雄監督も賛辞を惜しまなかった。
日本大は2回、太田和輝内野手(4年・日大三)のソロで先制し、3回も3連続四球で無死満塁のチャンスを作るが、併殺打の間による1得点。8回には途中出場の東海林寛大捕手(※指名打者で出場/4年・札幌日大)が巧打で2点タイムリーを放ち同点に追いつく粘りを見せたが、4回途中より好投を続けていた西居直紀投手(3年・金沢)が決勝点を許してしまった。
◎東洋大・甲斐野央投手
「1勝を挙げていなかったので、すごく嬉しいです。準備を怠らずにしていたのがよかったと思います。4回途中に代わったところで先頭打者に四球を出してしまいましたが、それでも投げさせてくれた監督に感謝です」

決勝点を挙げた飯塚(東洋大)は三塁ベース上で拳をかかげる
日本大 011000020=4
東洋大 00040001X=5
【日】上原、小谷野、●西居、田中(凌)―八田、星
【東】片山(翔)、○甲斐野―西川
本塁打:日本大・太田(和)《2回ソロ》
文・写真:山田沙希子