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【東都大学野球 秋季リーグ戦 1部】 國學院大vs立正大1回戦 熱戦に終止符を打った佐々木斗夢のサヨナラホームラン!釘宮光希も145球の熱投を見せ1部復帰の立正大学が白星スタート!

 立正大が延長戦の末、3対2でサヨナラ勝利。
2回、1死から木下朗捕手(※指名打者で出場/3年・戸塚)がライトへの二塁打で出塁し、一塁ゴロの間に進塁して2死三塁とすると、暴投で先制点を奪う。逆転を許し1-2で迎えた7回、1死三塁から平田巧外野手(2年・立正大湘南)にタイムリーが飛び出して同点とする。
 延長10回、この回先頭の平田が二塁打で出塁し、犠打と敬遠で1死一、三塁とサヨナラの好機を作る。だがスクイズを試みるも空振りとなり、三本間に挟まれた三塁走者がアウト。2死三塁とチャンスは続いたが得点には至らず。だが11回、この回の先頭打者として送られた代打・佐々木斗夢内野手(2年・北照)がフルカウントからレフトスタンドに飛び込む本塁打を放ち、立正大が劇的なサヨナラ勝ちを決めた。
 先発した釘宮光希(3年・日大三)は國學院大打線に連打を許さず、失点したイニングも最少失点で切り抜けた。
 國學院大は諸見里匠内野手(4年・沖縄尚学)タイムリー、平古場祐作捕手(2年・日章学園)のスクイズ(記録は内野安打)で一時リードを奪い、同点の延長10回には1死二、三塁と勝ち越しのチャンスを作るが牽制死などもあり無得点。先発した山岡就也投手(3年・広島新庄)はほぼ毎回、走者を背負うピッチングながら粘り強い投球を続けた。だが164球の熱投も勝利には結びつかなかった。

◎立正大・坂田精二郎監督
「春から絶対に諦めない粘り強さなど、また成長して迎えられました。かなりの試合を闘ったような疲れですが、東都の厳しさや野球の難しさを知れてよかったと思います。
釘宮には申し訳なかったですが、よく投げてくれました」
◎立正大・佐々木斗夢内野手(2年・北照)
「今までずっと代打で出させてもらっていたのに結果が出ずに貢献できていなかったので、チームのために打てて嬉しかったです。(ホームランの)感触はよかったです」

國學院大 00011000000=2
立正大  01000010001x=3(延長11回)

【國】●山岡―平古場、横井
【立】○釘宮―小畑
本塁打:立正大・佐々木斗夢《11回ソロ》

文・写真:山田沙希子