中日に逆転勝ちし、お立ち台で笑顔の阪神・中谷（左）と鳥谷＝甲子園【写真提供:共同通信社】

阪神が5対3で中日に逆転勝ち。連勝を4に伸ばした。

　阪神は4勝4敗、防御率3.24の青柳が、中日はここまでリリーフとして13試合に登板し0勝1敗、防御率4.86の笠原が先発した。阪神は3回、2死から上本、糸井の連続四球でチャンスを作ると大山がレフト線に適時2塁打を放ち1点を先制。4回にも2死2塁から青柳が自らのバットで適時打を放ち1点を加えた。

　青柳は6回まで2安打無失点と好投したが、7回にピンチを招くと桑原がマウンドへ。しかし2点適時打を浴び同点を許すと、北條の失策で勝ち越し点を献上。苦しくなったが8回、四球で出塁した大山を1塁に置いて中谷がレフトへ2点本塁打を放ち逆転に成功。さらに続く鳥谷も右中間スタンドに運びリードを広げた。最後はドリスが4連投をものともせず、3人で締め4連勝を飾った。

　中日はプロ初先発となった笠原が4回2失点と最低限の仕事を果たす。2番手の三ツ間も2イニング目の6回に三者連続三振を奪う好リリーフを見せると、直後に打線が代打・松井裕の2点適時打と相手の失策で3点を奪い試合をひっくり返す。このまま逃げ切りたいところだったが、8回に又吉が痛恨の一発を浴び痛い敗戦となった。