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プロ野球

糸井がプロ初のサヨナラ弾!阪神が劇的勝利で自力Vの可能性が復活!

ヤクルトにサヨナラ勝ちし、お立ち台で笑顔の阪神・糸井=甲子園【写真提供:共同通信社】


延長戦にもつれ込んだ阪神対東京ヤクルトの試合は、4対3で阪神がサヨナラ勝ちを収めた。

 阪神は2勝0敗、防御率4.28の岩田が、東京ヤクルトは2勝9敗、防御率4.41の原樹が先発した。阪神は初回、1死2塁から大山のタイムリーで先制。3回には2死から四球を選んだ上本が盗塁を決めて2塁に進み、再び大山のタイムリーで加点した。投げては先発の岩田がバックの好守にも助けられ、5回まで散発3安打無失点と好投を見せる。その後勝ち越しを許すが、8回に大山の犠牲フライで同点とすると、延長10回2死から糸井が自身プロ初のサヨナラ本塁打となる一発を右中間スタンドに放り込んで決着あり。首位・広島東洋が敗れたために、阪神の自力優勝の可能性がまたも復活した。

 敗れた東京ヤクルトは、2点を追う6回、坂口、山崎の連打から2死満塁のチャンスを作ると、荒木がセンター前に2点適時打を放ち試合を振り出し戻す。同点の8回には山田が3ボール1ストライクから真ん中に甘く入ってきたスライダーを逃さず、左中間スタンドに突き刺さる今季20号本塁打で勝ち越しに成功。原樹は8回途中まで好投したがリリーフ陣が痛打を浴びた。