ボストン・レッドソックスのクリス・セール投手が8月29日、トロント・ブルージェイズ戦に先発して通算1500奪三振を達成した。1290イニングでの1500奪三振は史上最速記録だ。

二回にホセ・バティスタを三振に仕留めて王手をかけたセール。ケンドリー・モラレスには二塁打を許すが、続くケビン・ピラーを見逃し三振に切って取り記録を達成した。

これまで1500奪三振の最速記録はケリー・ウッドが持っていた1303イニング。セールは史上初めて1300イニング未満で達成している。

試合もセールが7回を3安打無失点、11奪三振に抑える好投でレッドソックスが3-0の勝利を収めた。

試合後にセールは「信じられないくらい素晴らしいことだね」とコメントした。あまり記録には囚われないようにしてきたと話すが、「一歩退いた位置から見て、その価値が分かった」としている。

セールの最速記録にファンからは、「パッと見だとランディ・ジョンソンかなと思う」「毎年イニングも200は食うしいい投手」「わざわざ飛行機でロンドンから見に来たかいがあった」「打線は彼が20勝できるようサポートするんだ！」などの声が寄せられている。