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2017.08.29 01:16
小畑尋規の綿密なデータに東克樹が応え8回12K!侍ジャパン大学代表が金王手!【ユニバーシアード】
第29回ユニバーシアード競技大会・準決勝
侍ジャパン大学代表4-0韓国(8月28日/台湾・台北市)
★東「小畑は最高の捕手」
エース・東克樹投手(立命館大)が小畑尋規捕手(立正大)と抜群のコンビネーションで、韓国打線を8回無失点12奪三振に抑え、侍ジャパン大学代表を2大会連続の決勝戦へ導いた。
また小畑は、打撃でも2回に相手エース左腕の甘く入ったストレートを一発で仕留め、レフトフェンスを悠々と越える先制本塁打を放つ活躍を見せた。
選手村の宿舎で小畑と同部屋だという東。「毎日毎日夜遅くまでデータ分析をしてくれて、ノートにびっしりと相手の情報を書いてくれている」と小畑の影の努力に感心しているという。そして「自分はサインが出たところに投げるだけ。最高の捕手です」と称えたように、ストレートやチェンジアップ、カーブなど多彩な配球で韓国打線を眠らせた。
小畑も「サイン通りに東が投げてくれました」と東を労い、自身の先制本塁打にも「相手投手のイメージはできていました」と前もった準備が生きたと振り返った。
★決勝はアメリカと対戦
ついに決勝戦まで駒を進めた侍ジャパン大学代表。7月にアメリカで日米大学野球も戦っており、各自が役割を理解して確実に仕事を遂行している。
特に3番を打つ中川圭太内野手(東洋大)は絶好調で、今日も5回に貴重なタイムリーを放った。また6回にダメ押しの2点タイムリーを放った熊谷敬宥内野手(立教大)は遊撃守備でも好守を度々見せて投手をバックアップしている。
前回、2015年の韓国・光州大会は決勝戦の雨天中止による「台湾との両国金メダル」という不本意な結果に終わったが、決勝戦が行われる29日の天気予報も不安は無さそうだ。
相手は野球の母国・アメリカ。日米大学野球の代表チームとは異なるアイオワ大学の単独チームだが、そのパワーは侮れないものがあり、結束も強い。侍ジャパン大学代表はこれまで見せてきた攻守に隙のない野球で、金メダル獲得を目指す。
【第29回ユニバーシアード競技大会決勝】
8月29日 台北市立天母棒球場
18時半(日本時間19時半)試合開始予定
日本vsアメリカ
韓国 000000000=0
日本 01001200X=4
【日】東、阪本、齊藤—小畑
本塁打:小畑(2回ソロ)
◎善波達也監督
「東はイニングの先頭打者を出さなかったことが安定した投球に繋がりました。小畑はまずリードを褒めたいです。そして、素晴らしい先制の一発を打ってくれました。明日もみんなで力を合わせて、試合が終わったらぶっ倒れるくらいに声を出して動き回りたいです」
★スターディングメンバー
左 島田(上武大)
右 長沢(日本大)
二 中川(東洋大)
指 楠本(東北福祉大)
一 大平(桜美林大)
中 辰己(立命館大)
捕 小畑(立正大)
遊 熊谷(立教大)
三 渡辺(明治大)
投手:東(立命館大)
文:高木遊