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プロ野球

小笠原が約2カ月ぶりの3勝目!中日が逃げ切りに成功!

広島に勝利し、タッチを交わす福田(左端)ら中日ナイン=マツダ【写真提供:共同通信社】


 中日が6対5で広島東洋を下した。

 前の2試合で沈黙した中日打線が、この日は初回から広島東洋の先発・岡田を攻略。2死から大島、ゲレーロの連打で1点を先制し、福田がレフトへ2ラン本塁打。さらにヒットと四球で1、2塁とチャンスを広げ、武山のタイムリーで一挙4点を奪った。

 対する広島東洋は、2回にエルドレッドの「切れるかなと思ったけど、切れずに入ってくれた」という2ランで2点を返したが、「しっかり腕を振ったつもりだったけど、球が走らなかった」と、岡田が立ち直る気配がなく、失点を重ねた。4回に中日は9番・小笠原が無死から四球を選び、京田のタイムリー3塁打と谷の犠牲フライで2点を追加して再び広島東洋を突き放した。

 広島東洋は、8回に中日3番手の谷元から丸が3ラン本塁打を放って1点差まで追い上げたが、9回の無死1塁のチャンスで代打の石原がバント失敗で併殺打となり、わずかに及ばず。中日は先発の小笠原が6回2失点で約2か月ぶりの3勝目を挙げ、チームとしてもマツダスタジアムでようやく今季2勝目を挙げた。

 敗れた広島東洋は、先発の岡田が4回6失点と試合を作れなかったのが響いた形。同一カード3連勝を逃したが、2位の阪神が敗れたため、優勝へのマジックは19となった。