１１回、勝ち越し打を放った鳥谷（１）を迎える阪神ナイン＝ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】

　阪神の鳥谷が20日の中日戦（ナゴヤドーム）の延長11回に決勝打を放ち、2試合連続の3安打猛打賞をマーク。通算2000安打まで、残り「14本」とした。

　前日4打数3安打と活躍したベテランは、この日も絶好調。2回の第1打席はショートエラーだったが、4回の第2打席では左腕・小笠原からライト線を破る2塁打。続く第3打席で四球を選んだ後、8回の第4打席では今度はレフト線への2塁打。そして延長11回の2死2、3塁の場面で、「チャンスだったので、なんとか積極的にいきたいなというのが、いい結果につながったと思います」と中日の5番手・岩瀬の初球を捉え、レフト前への決勝タイムリーを放った。

　通算2000安打まで残り128本でスタートしたプロ14年目。一時は3割を切った打率も8月は打率4割超えと絶好調。再び打率3割台に乗せ、2試合連続猛打賞で打率.311まで上昇させた。偉業達成までは残り14本。「1日でも早く達成できるように頑張りたいと思います」と鳥谷。この日からカウントダウンTシャツとタオルも限定発売。いよいよ祝福ムードが高まってきた。