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プロ野球

鳥谷V打で延長戦を制す!阪神が敵地3タテ成功で4連勝!

11回阪神2死二、三塁、鳥谷が左前に勝ち越し打を放つ=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


延長11回までもつれこむ接戦を制した阪神が3対2で中日に勝利。2000安打を控えるベテラン鳥谷の決勝打でカード3タテと4連勝を飾った。

 先発は中日が今季2勝6敗、防御率6.29の小笠原と、阪神は同3勝6敗、防御率3.57の能見で始まったカード3戦目は、3連勝と勢いに乗る阪神が試合開始と同時に鮮やかな速攻を仕掛ける。1回表、先頭打者の俊介がレフトフェンス直撃の3塁打で出塁すると、続く上本のタイムリー2塁打で先制。同点に追いつかれた直後の3回表には四球と安打で作った無死1、3塁の場面で福留の内野ゴロ併殺打の間に1点を勝ち越した。

 しかし、4連敗中の中日も粘りを見せる。2回裏にはスタメンマスクを被る武山の1号ソロで同点に追いつくと、ふたたびリードを許した5回裏には2死からゲレーロと福田の連打で1、3塁。ここで6番・松井佑がしぶとくセンター前に同点タイムリーを放った。

 両先発が5回で降板したことで、試合後半はリリーフ陣勝負に。中日は又吉が6回途中からマウンドに上がり2・1/3イニングのロングリリーフをこなすと、9回表は守護神・田島を投入。阪神は石崎と高橋、桑原、マテオ、岩崎の5人を惜しみなくつぎ込んで延長戦に持ち込むと、11回表に試合を決める。

 先頭打者の森越が移籍後初安打で出塁すると、糸井の安打で1、2塁。続く福留と代打・中谷が倒れるも、鳥谷がレフトへ決勝タイムリー。11回裏はドリスが今季初のイニングまたぎも3者凡退で締めくくり3勝目を挙げた。

 一方、接戦を落とした中日は11回表のマウンドに上がった岩瀬が踏ん張りきれず5連敗。打線も7回以降に出塁したのは松井佑の安打のみに終わってしまった。