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2年目進化の証明!埼玉西武の多和田が2戦連続完封!

2試合連続完封で5勝目を挙げ、ポーズをとる西武・多和田=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の2年目右腕・多和田が19日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)で9回を5安打無四球6奪三振での完封劇。前回8月12日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)に続いての自身2試合連続の完封勝利をマークした。

 「最初から打者と勝負できたことが良かったと思います。最初調子が悪かったので、どんどんストライクゾーンで勝負していこうと思い、押していけたことが良かったです」と多和田。4連勝と波に乗る北海道日本ハム打線を相手に2イニング連続3者凡退の立ち上がりを見せると、5回まで2安打無失点。続く6回、そして8回と9イニング中5イニングで3者凡退をマークして3塁を踏ませない安定感抜群の内容。唯一、9回裏に2本のヒットを許して2死1、2塁のピンチを背負ったが、中田を外角スライダーでショートフライに仕留めた。

 プロ1年目の昨季は18試合に登板して7勝5敗、防御率4.38だった多和田だが、今季は11試合で5勝2敗、防御率3.82。進化を証明しつつあるドラ1右腕。大事な夏場で2戦連続の快投劇に「多和田はここのところ調子がいいし、今日はまっすぐが低めにきていた。9回もいかせるつもりだった。見事な2試合連続完封だった」と辻監督は手放しで称賛した。これで2位・東北楽天とはついに1.5ゲーム差。首位・福岡ソフトバンクとは7ゲーム差があるが、ライオンズファンは誰も諦めてはいない。