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プロ野球

千賀8回零封!福岡ソフトバンクが首位攻防戦2連勝!

11勝目を挙げ、サファテ(右)からウイニングボールを受け取るソフトバンク・千賀=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


 首位・福岡ソフトバンクが2対0で2位・東北楽天に完封勝ち。首位攻防戦で2連勝を飾った。

 前日の第1戦で福岡ソフトバンクが勝利し、4.5ゲーム差に広がって迎えた首位攻防戦第2戦。東北楽天・則本、福岡ソフトバンク・千賀の投げ合いで始まった一戦は、1回、2回はともに無失点に抑えたが、3回表に則本が捕まり、先頭の上林に2塁打を許した後、明石のタイムリーで福岡ソフトバンクが1点を先制した。

 「簡単に点の取れるピッチャーじゃないので、最初のチャンスで打てて良かったです」と明石。その後、則本は好投を続けるが、雨足が強くなった6回表2死走者なしから柳田のヒットとデスパイネの四球の後、松田のタイムリーを浴びて追加点を許した。終盤に入っても則本の投球が衰えることはなく、9回を投げ切って7安打9奪三振1四球の2失点。決して悪い内容ではなかったが、それを上回る好投を見せたのが千賀だった。

 茂木とペゲーロが復帰してメンバー的にはベストに近い状態の東北楽天打線に対して、走者は出しつつも得点を許さず、「則本さんをバチバチに意識して、とにかく則本さんに投げ負けないように、全力で行きました」と千賀。8回を投げて4安打2四球10奪三振という申し分のない内容で11勝目。9回裏はサファテが3人で抑えて42セーブ目を挙げた。

 これで東北楽天は5連敗。ここ4試合で1得点と打線の不振が続いている。首位福岡ソフトバンクとのゲーム差は5.5に開き、勝利した3位西武とのゲーム差が1.5まで縮まった。