６回日本ハム１死二塁、中田が左越えに２ランを放つ＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　北海道日本ハムが4対0で埼玉西武に完封勝ちを収めた。

　連勝中のチーム同士の対決。初回3者凡退の立ち上がりを見せた北海道日本ハム・メンドーサに対し、埼玉西武の野上がいきなり捕まる。1回裏、先頭の西川が2塁打で出塁すると、続く松本が3塁へ送り、3番・大谷がセンターへ先制のタイムリー。その後は両投手が踏ん張ってスコアボードにゼロが連なったが、6回裏に1死から大谷がライト線へ2塁打を放つと、4番・中田が「メンディーがいいピッチングをしているから、次の1点を取ってあげたかった。いいところで一本出たね」と今季15号2ラン。リードを広げた。

　先発のメンドーサは、初回から安定した投球を続けて7回1/3を4安打無失点の好投で自身5月21日以来の今季3勝目を挙げ、試合後は観戦に訪れた2歳の長男とお立ち台に上って笑み。チームは5月14日以来の今季3度目の4連勝を飾った。

　一方、埼玉西武は打線が散発の4安打で連勝が5でストップ。先発の野上は6回6安打3失点で今季8敗目。福岡ソフトバンクと東北楽天の首位攻防戦が行われた中で、上位との差を確実に詰めて置きたいところだったが、手痛い黒星を喫した。