BASEBALL GATE

プロ野球

バレンティン&山田弾!東京ヤクルトが10得点大勝!

完投で6勝目を挙げ、中村(左)と握手を交わすヤクルトのブキャナン=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


東京ヤクルトが10対2で中日に圧勝し、同一カード4連勝。中村が価値ある2本の2点タイムリーを放てば、バレンティンと山田にトドメの一発が飛び出した。

 中日の先発は今季6勝6敗、防御率3.19のバルデス。対する東京ヤクルトは同5勝9敗、防御率3.56のブキャナン。ブキャナンは自身の連敗を5で止めるべくマウンドに上がるも立ち上がりに苦労した。

 1回裏、1死から大島の四球にビシエドが安打で繋ぐと、続くゲレーロが左中間に打ち上げたレフトフライでタッチアップを成功させ2死2、3塁。ここで迎えるは最近6試合で4打点を叩き出している福田がライナーでレフトへ運ぶ2点タイムリーで先制する。

 しかし、追いかける展開となった東京ヤクルトが怒濤の反撃を見せたのは3回表。2死から坂口が四球で出塁すると、山崎の内野安打で1、3塁。ここでバレンティンが詰まりながらもライト線に弾き返すタイムリーで1点。満塁と好機が広がったところでリベロの内野ゴロが相手の失策を誘う間に同点に追いつくと、中村の2点タイムリー2塁打で逆転に成功する。追加点は5回表、先頭打者・バレンティンの25号ソロを呼び水に、2つの四球で得た無死1、2塁の場面で中村が2打席連続となる2点タイムリー2塁打を放つなど一挙4点。さらに6回表には2者連続となるバレンティンの25号ソロと山田の18号ソロでダメを押した。

 先発のブキャナンは9回2失点の完投でチームトップの6勝目。初回に2点は失ったものの2回以降は散発の5安打で付け入る隙を与えなかった。

 一方、大敗を喫した中日はバルデスが7回を来日ワーストとなる10失点。打線も2回以降は無得点に終わり、連勝は3で止まった。