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プロ野球

北海道日本ハムの高卒ドラ1新人・堀が3人斬りデビュー!

6回にプロ初登板し好投した日本ハム・堀=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー左腕・堀が、9日の東北楽天戦(Koboパーク宮城)で1軍初登板。打者3人から2三振を奪って三者凡退に仕留める上々のプロデビューを飾った。

 雨天中止となった前日8日に1軍に合流。この日に1軍に初昇格を果たすと、6回に3番手で登板。先頭の聖澤を得意のスライダーでファーストゴロに仕留めると、続く阿部には全球ストレートで見逃し三振。嶋にはファウルで粘られたが、最後は高めのスライダーで空振り三振。計16球を投げて無安打無失点。ストレートの最速は142キロ。スライダーの他にカーブ、チェンジアップも投じて2三振を奪って見せた。

 広島新庄のエースとして2年夏、3年夏と甲子園に出場。昨年9月に行われたU18アジア選手権では、好救援を続けて、「高校BIG4」と騒がれた作新学院・今井(現・埼玉西武)、履正社・寺島(現・東京ヤクルト)、横浜・藤平(現・楽天楽天)、花咲徳栄・高橋(現・広島)の存在が霞むほどの働きで優勝に貢献。プロ入り後、ファームでは6試合に登板して計8イニングを3安打無失点で防御率0.00の数字を残していたが、1軍舞台でもしっかりと自らの実力をアピール。チームが低迷する中で、頼もしい左腕が大きな一歩を踏み出した。