- 侍ジャパン
- プロ野球
2017.08.09 18:32
桑田がショート?侍ジャパン稲葉監督がピッチャー?…珍采配続出のサントリードリームマッチ
8月7日に行われた「サントリードリームマッチ2017」。1995年から開催され、今年で22回目を迎えた。往年のプロ野球名選手による珍プレー・好プレーなどが次々に起こるドリームマッチの今年の名場面をまとめた。
鈴木尚広、7盗塁で日本記録樹立?
ビーム賞を受賞した鈴木尚広
現役を引退した選手たちが集う“夢の球宴”には特別ルールが存在する。選手交代が何度でもできることだ。盛り上がりを見せたのは、今年初出場となった元巨人の鈴木尚広だ。
関連記事:「喜んでいいものなのかどうか」…元巨人・鈴木尚広が1試合7盗塁の新記録?に本音漏らす
ドリームヒーローズの打者が出塁するたびに代走として盗塁を狙った。対するザ・プレミアム・モルツ球団も、鈴木が出場するたびにキャッチャーを谷繁元信(元中日)に交代させた。両監督の采配はファンを盛り上げ、鈴木は日本記録となる7盗塁を達成した。
ピッチャー川上憲伸、キャッチャー谷繁元信
ピッチャー稲葉、ショート桑田
稲葉篤紀(元日本ハム)
6回表、マウンドに上がったのは侍ジャパン監督に就任した稲葉篤紀(元日本ハム)。関本賢太郎(元阪神)をレフトフライに打ちとり、スタンドを沸かせた。他にも中村紀洋(元近鉄)がピッチャーを、先発登板した桑田真澄(元巨人)がショートで再出場するなど、ドリームマッチならではの攻めた采配が多く見られた。
恒例のピッカリネタ、今年は5人で
去年笑いと話題をかっさらった佐野慈紀(元近鉄)、小田幸平(元中日)、和田一浩(元中日)のピッカリネタ。3人の名前がアナウンスされるとスタンドからは笑いまじりの歓声が上がった。今回は3人に加え、鈴木球審、大和塁審も騒動に参戦し、総勢5名によるピッカリネタを披露した。
試合前に写真を撮り合う審判陣
関連記事:「ピッカリ3連発だ~!」 佐野&和田&小田が奇跡の共演!石原さとみも!
下柳剛のグラブ叩きつけ、再び
ドリームマッチの恒例ネタだけでなく、現役時代の珍プレーの再現もある。
珍プレーとして伝説になっている下柳剛(元阪神)が内野陣のエラーに対し激怒し、グラブを叩きつけたシーン。マウンドに上がった際に、ゴロをさばいたショート・関本が二塁へ暴投。下柳がグラブを叩きつけ、関本が謝るお決まりの流れが今宵も再現された。
この日は140人のビールの売り子たちがスタンドを駆け回り、観客は半額販売(限定)となったザ・プレミアム・モルツを片手に、両チームに声援を送った。選手も観客も楽しみ、笑いに包まれた“夢の球宴”は、今年も大盛況で幕を閉じた。