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中日・岩瀬が949試合の歴代最多登板記録に並ぶ!

巨人戦の9回に登板し、プロ野球最多登板記録949試合に並んだ中日の岩瀬仁紀投手。花束を手に笑顔を見せた=4日、東京ドーム【写真提供=共同通信社】

中日の岩瀬が4日の読売巨人戦(東京ドーム)の9回2死1、2塁の場面で登板し、プロ野球歴代最多記録となる通算949試合に並んだ。
「自分ではピンとこないんですが、よくここまで投げられたなとは思います。去年、一昨年と投げられていなかったので、それを考えたら喜びもひとしおです」と岩瀬。949試合目の登板では阿部にライト前ヒットを浴びて満塁とされたが、「大ピンチでしたけど、開き直って投げました。何とか勝ててよかったです」と続く村田を打ち取って無失点。直後の10回表に味方打線が勝ち越しに成功したために、メモリアルを祝う白星も手にした。
愛知県西尾市出身。西尾東高から愛知大、NTT東海を経て98年のドラフト2位で中日に入団した岩瀬。1年目からリリーフとして奮迅の働きを見せ、2004ンンからは抑えに回って、ここまで歴代最多の通算403セーブもマークしている。そしてこの日は、1956年から77年まで主に阪急で活躍した米田哲也に並ぶ949試合目の登板。この日本記録の更新は間違いなしで、前人未踏の1000試合も見据える。左肘故障で登板がなかった苦しい時期を乗り越えて偉業を達成した42歳は、「6月はよかったけど、7月は成績を落とした。8月はもう1回、気合入れて頑張ります」とまだまだ前を見据えている。