９回、決勝の中犠飛を放ち、浅村（左）と外崎（右）に祝福される西武・源田＝ＺＯＺＯマリン【写真提供:共同通信社】

　オリックスが11対5で東北楽天に打ち勝ち、連敗を8で止めた。

　金子と塩見の両先発の投げ合い。先制は東北楽天。1回表にウィーラーの23号ソロで1点を先制。しかしオリックスが2回裏にロメロの17号ソロで同点、3回裏には吉田正の3号ソロで逆転。だが首位を走る東北楽天も4回表に銀次の3号ソロで同点に追い付き、試合を振り出しに戻した。

　試合が大きく動いたのは5回裏、オリックスが1死から大城、伊藤のヒットに吉田正の死球で満塁として、安達のファーストゴロで勝ち越すと、ロメロがこの日2本目となる18号3ランを放ち、この回一挙5点を奪って大きくリード。東北楽天が7回表に5連打で3点を返したが、その裏にオリックスが3四死球で掴んだ好機に中島が今季5号のグランドスラムを放って試合を決めた。

　オリックスの先発の金子は、2被弾で7回途中5失点と苦しんだが、味方の援護に助けられての8勝目をマーク。チームはオールスター明け、後半戦初勝利をマークして連敗を8で止めた。

　敗れた東北楽天は、先発の塩見が4回1/3を5安打5失点、2番手の戸村も2失点。打線は7回に銀次、クルーズ、中川、松井稼、聖澤の5連打で3点を奪ったが、4番手の金刃が4失点と誤算。手痛い連敗で、この日試合のなかった2位・福岡ソフトバンクとの差が1ゲームに縮まった。