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プロ野球

阪神・岩田、今季初登板で676日ぶり白星!

DeNAに勝利し、ポーズをとる阪神の(左から)中谷、岩田、大山=甲子園【写真提供:共同通信社】


 阪神の岩田が27日のDeNA戦(甲子園)で2015年9月20日以来の今季初勝利を挙げた。

 今季初登板となった岩田は、1、2回に1点ずつ奪われたが、その後は立ち直り、粘りの投球で5回2失点。4回に味方打線が逆転し、2年ぶりの勝ち星につながった。打のヒーローの中谷、大山とともにお立ち台に上がった岩田は、帽子を取ってファンにお辞儀した後、「最高ですね」と笑顔を見せた。

 昨季は未勝利に終わり、今年もここまで2軍暮らしが続いていたが、初登板で最低限の仕事は果たした。「もう本当に終わると思っていたが、このタイミングで呼んでもらえたので、自分を出し切れるように臨んだ試合だった」という岩田は、5回での降板に「ふらふらのピッチングで、本当に申し訳ないです」と頭を下げた。ファンから大きな声援が起こると「本当に、めちゃくちゃ感謝しています」と感極まった様子だった。

 2位攻防戦の直接対決で、3連敗を阻止した左腕は「今日の内容は誇れるものではない。次はしっかりといいものを見せたい」と、残りのシーズンでのフル回転を誓った。