- プロ野球
2025.11.27 11:00
日本最高峰SMBC日本シリーズの現場で“シャカカチ現役大学生”がスポーツイベントの現場を学ぶ!「たくさんの支える人が関わって成り立っている」「将来の教育現場にも生かしたい」【PR】

大阪体育大学「アダプテッド・スポーツ部」の3人が日本シリーズ第2戦の舞台を訪問
10月26日、SMBC日本シリーズの第2戦が行われたみずほPayPayドーム福岡に、大学スポーツ応援プログラム『シャカカチBOON BOON PROJECT』を代表し、私たち大阪体育大学「アダプテッド・スポーツ部」の3人が訪問した。この日実施された小中学生を対象にしたスタジアムツアー&記者体験に参加しながらプロ野球最高峰の一日に携わる人々をレポートする。
「いろんな体験ができた!」小中学生5人がSMBC日本シリーズ開催のみずほPayPayドームを巡って記者体験!緊張&興奮の刺激的な1日【PR】 記事はこちら
『シャカカチ BOON BOON PROJECT』とは、大学運動部に所属する学生アスリートを応援するプログラム。三井住友銀行が提供する資金支援(各団体に活動費として原則年100万円を4年間支援)に加え、プロジェクト・パートナー、パートナー企業と連携したサポートを通じて、学生が「学業」と「スポーツ」を両立しながら質の高い競技人生を送ることを目指している。このプログラムでは、SMBCグループの中期経営計画の柱の一つである「社会的価値の創造」に資する取組み「シャカカチ」の一環として、スポーツ振興を通じて心身ともに健やかに成長した人材の育成を目指しており、学生アスリートが成長し、社会で活躍するための基盤を整え、社会貢献活動にも寄与するとしている。

小中学生を対象にしたスタジアムツアー&記者体験に帯同した
■「スポーツイベントの現場」を学ぶ
2024年度の『シャカカチ BOON BOON PROJECT』1期生には、全国から270件の応募があった中から22団体が採択された。その中の1つが、2010年に創設された大阪体育大学「アダプテッド・スポーツ部」だった。現在、男女約30人が所属し、車いすハンドボール、ボッチャなどを通じて障がいのある子どもたちと一緒に取り組んでおり、課題をみんなで解決して高め合うことを目標に日々活動している。
そして今回、主将の高村梨麗、髙松浩大、原田茜の4年生3人が、SMBC日本シリーズの第2戦が行われたみずほPayPayドーム福岡に足を運んだ。スポーツイベントの裏側を肌で感じ、取材などを通じて「スポーツイベントの現場」を学ぶことになった。

左から原田茜、髙松浩大、高村梨麗
■「スポーツを支える仕事の魅力は?」
今回の来場を前に、事前にSMBCの担当者、本プロジェクトの制作チームとオンラインでのオリエンテーションを行った。そこで、SMBCが2014年以来、日本シリーズに特別協賛してきた想い、今回の取り組みのテーマや趣旨、取材の際の心得などを学び、準備を進めてきた。
日本シリーズ当日は、小中学生を対象としたスタジアムツアー&記者体験に帯同する形で試合開始前の球場に潜入した。球場正面脇に設置された『SMBC野球用具寄付プロジェクト』ブースや球場内の“ミドすけ”フォトブース、2025年3月にリニューアルされた選手専用通路などを見学しながら、球団や球場の歴史、取り組みなどに触れ、子どもたちと一緒に日本シリーズ当日の雰囲気を味わった。
そしてプレスカンファレンスルームでは、福岡ソフトバンクホークスの球団職員で営業推進部所属の中江昴瑠さんへインタビューを実施した。

笑顔でインタビューする高村
球団職員の仕事について「本当に色々あって多岐に渡ります」と話す中江さん。高村からの「スポーツを支える仕事の魅力は?」との質問に、中江さんはこう答えた。
「職員とはいえ、チームの一員ということに変わりはないので、やっぱりチームが勝てば嬉しいですし、負ければ悔しい気持ちになります。表舞台に立つ選手がいれば、それを裏で支える職員もいる。チーム一丸となって戦えるところが魅力だと思います」「野球でもサッカーでも、スポーツに携わりたいなら球団職員がオススメです」
選手と職員が一緒にチームを作っているという考え方が大変印象的だった。“スポーツを支える”という仕事の広さを実感し、プレーする選手だけではなく、たくさんの支える人が関わって成り立っていることを、改めて感じることができた。
さらに、「アダプテッド・スポーツ部」としての視点から、障がいのある方や高齢の方が安心して試合を観戦できるような工夫や、今後の取り組みについて質問。中江さんは「車椅子席ゾーンは他の球場などにもありますが、うちの球場には内野と外野の4箇所に設置されています」と説明し、今後へ向けて「視覚、聴覚の障がいを持っている方へのサポートはまだ十分ではないと思うので、今後さらに多くの方に野球を楽しんでもらえるようにしていきたい」と語った。

球団の取り組み、球場の設備などを説明する中江さん(右)
今回の日本シリーズ スタジアムツアー企画は、現場の雰囲気や人の熱意から、スポーツの力を肌で感じられる貴重な体験になった。
大学卒業後の“今後”は、教師を目指す立場として、今回学んだこと・感じたことを自分の将来の教育現場にも生かしたい。スポーツを通じて人と人とをつなげ、どんな人でも楽しめる環境を作れる教師を目指すという未来に向け、「アダプテッド・スポーツ部」として、地域の子どもたちと一緒にスポーツの楽しさを広げる活動を続けていく。

試合前練習を見学する大学生3人組

大津亮介投手、川瀬晃選手のサプライズ登場もあり、一緒に記念撮影も行なった