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2025.09.10 20:11
2025年8月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」は阪神・佐藤輝明!勝負強さ抜群!チームに勝利を届ける一打でノミネート4回
セントラル・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」の月間大賞公開選考会が9月8日に実施され、佐藤輝明(阪神)が8月度の月間大賞に選出された。
■第6回セ・リーグ公式配信番組『JERAセ・リーグ レジェンドLIVE2025』はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=58i5RN6Eh4U
■「月間 JERA セ・リーグ AWARD」はこちら
https://cl-award.jp/
■延長決勝打に逆転3ランなどノミネート4回
2023年に新設されたセ・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」。JERAセ・リーグ公式戦全375試合(セ・パ交流戦を除く)において、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を試合毎にノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として各球団1名ずつの計6選手を選出する。そして月1回開催のセ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」にて公開選考会を実施し、高橋由伸氏(巨人)、鳥谷敬氏(阪神)、佐々木主浩氏(DeNA)、前田智徳氏(広島)、宮本慎也氏(ヤクルト)、川上憲伸氏(中日)の各球団のレジェンドOBたちが、独自かつ総合的な視点で議論・投票を行い、月間大賞選手1名を選出する。
今回、猛暑が続いた8月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」の各球団のノミネート選手(カッコ内はノミネートプレー)は、巨人:森田駿哉(8/6ヤクルト戦:6回無失点でプロ初勝利、8/12中日戦:7回無失点の好投)、ヤクルト:村上宗隆(8/12DeNA戦:サヨナラ2ラン、8/15広島戦:7回勝ち越しソロ、8/30広島戦:3本塁打4打点)、DeNA:宮﨑敏郎(8/2巨人戦:2ラン含む3安打3打点、8/24 巨人戦:1本塁打3打点)、中日:髙橋宏斗(8/2広島戦:9回2安打完封勝利、8/9広島戦:8回無失点でバースデー勝利、8/23広島戦:8回2失点の好投)、阪神:佐藤輝明(8/1ヤクルト戦:延長10回決勝タイムリー、8/5中日戦:8回逆転3ラン、8/10ヤクルト戦:ソロアーチ含む4安打2打点、8/30巨人戦:タイムリー&決勝点に繋がる2塁打)、広島:モンテロ(8/6DeNA戦:勝ち越し2ラン、8/16ヤクルト戦:好守&勝ち越しソロ、8/19DeNA戦:9回勝ち越し2ラン)となった。
阪神の2年ぶり7度目のリーグ優勝が決まった翌日に収録された番組では、ノミネート選手たちの活躍をハイライト映像で振り返った。そして、この日の議長を務めた前田氏が「やっぱりノミネート回数ですよね。佐藤選手が4回でトップ。でも村上選手が怪我から復帰して爆発していますし、それぞれいいところで活躍している」と感想を述べると、他のOB陣は「2択ですね」と口を揃える。番組のSNSには「復帰後の村上選手は規格外過ぎる」「ホンマ、今年は輝明に回せばなんとかしてくれるって思える」などのコメントが寄せられた。
そしていよいよ投票実施。その結果、中日・佐藤輝明に5票(前田氏、高橋氏、川上氏、佐々木氏、宮本氏)が集まり(鳥谷氏は村上に投票)、1回の投票で8月度の月間大賞が決まった。

【写真提供:共同通信社】
■「村上ごめん!(ノミネート)回数で選んだ」(宮本氏)
大卒5年目の今季、開幕を3番打者として迎えた佐藤は、4月中旬に4番に座ってから快音連発。6月に6試合4発スタートで早くも昨季のシーズン本塁打数16本に並ぶと、7月、8月も長打力と勝負強さを発揮し、8月終了時点で打率.271、34本塁打、83打点で本塁打と打点の2冠王へまっしぐら。7月29日に戦列復帰したヤクルト・村上が、8月の27試合で打率.291、12本塁打、22打点(佐藤は打率.229、8本塁打、18打点)と爆発したが、「迷ったんですけど、村上ごめん!(ノミネート)回数で選んだ」とヤクルトOBの宮本氏。投票では「月に12本、ホームランを打ってるんで」と村上の札を上げた阪神OBの鳥谷氏も、「ちょっと打率は上がらなかったですけど、チームが苦しい時にホームラン、ヒットが出ていた。何より、4番が4回も試合を決めるということはチームとして非常にいい流れだった」と8月の佐藤の働きを評価していた。
過去、2023年の「月間JERAセ・リーグAWARD」は、3・4月度が村上頌樹(阪神)、5月度が細川成也(中日)、6・7月度が森下暢仁(広島)、8月度が岡本和真(巨人)、9・10月度が佐藤輝明(阪神)となり、年間大賞には東克樹(DeNA)。そして2024年は、3・4月度はヤフーレ(ヤクルト)、5月度は小園海斗(広島)、6・7月度は髙橋宏斗(中日)、8月度は佐藤輝明(阪神)、9・10月度は戸郷翔征(巨人)が選出され、年間大賞は2年連続で東克樹(DeNA)が受賞した。そして今年の3・4月度は山﨑伊織(巨人)、5月は森下翔太(阪神)、6・7月度はJ.ボスラー(中日)だった。9月は誰が、どのような活躍を見せてくれるのか。
月1回の公開選考会を行う「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」では、その他にもテーマに沿ったOBトークやファンからの質問コーナー、今後のペナントレース展望なども討論している。ノミネート情報はセ・リーグ6球団の公式Xや特設サイトにて発信。次回は10月8日(水)、19時配信開始予定となっている。