- プロ野球
- -
2025.08.29 13:09
2025年8月28日 プロ野球総合ダイジェスト —— 夏の終盤に生まれた逆転劇と勝負強さ
2025年8月28日、セ・リーグは10度目の対戦を迎えたヤクルト–中日戦、広島–巨人戦、そして横浜DeNA–阪神戦の3カードが同時に開催され、それぞれが見どころ満載の試合展開となりました。横浜DeNAベイスターズは劇的な逆転勝利を飾り、中日ドラゴンズは接戦を制して勢いを示し、広島東洋カープは大勝で存在感を強くアピール。どの試合にも光るドラマがあり、セ・リーグの熱はまだまだ冷めませんでした。
試合展開
横浜DeNAベイスターズ 5-4 阪神タイガース
横浜スタジアムでの一戦は、序盤に阪神・佐藤輝明選手が第33号2ランで先制したものの、その直後に松尾選手が2回裏に2ランで同点に追いつく熱い展開に(セ・リーグ19回戦)。その後も横浜DeNAは4回にオースティン選手のソロホームラン、6回には知野選手の2ランで一気に逆転しリードを広げました。投げては先発・森唯投手が5回2失点の安定した投球で今季初勝利。終盤、阪神も1点差まで詰め寄る粘りを見せたものの、惜しくも届かず。セーブを守った入江投手の存在も光りました。
中日ドラゴンズ 4-3 東京ヤクルトスワローズ
ナゴヤのバンテリンドームでは、中日が接戦を制しました。序盤は拮抗した展開でしたが、要所で中日打線が踏ん張り、最終的に4対3の勝利を収めました(セ・リーグ19回戦)。勝利投手は齋藤投手(2勝0敗)、敗れたのは大西投手(3勝2敗)、松山投手が36セーブ目をマークしました。ヤクルトは、6回にオスナ選手の第10号ホームランで1点を返すなど粘りを見せた試合でしたが、及ばずの結果となりました。
広島東洋カープ 8-3 読売ジャイアンツ
マツダスタジアムで行われた一戦は、広島が序盤から攻めの野球を展開。巨人に対し大量リードを奪って逃げ切り、大きな勝利を飾りました(セ・リーグ19回戦)。試合は広島の猛攻が印象に残る内容となりました。
セ・リーグ順位表アップデート
この日の結果を受け、順位にも変動が生まれました。
-
阪神タイガースは依然としてリーグ首位を堅持、スパートに向けて揺るがぬ存在感。
-
横浜DeNAベイスターズが逆転勝利で順位を上昇させ、中日との勝率差をさらに縮めました。
-
中日ドラゴンズも粘りの勝利で順位争いに踏みとどまっており、目が離せない展開に。
この日ほど「接戦」「逆転」「圧勝」といった異なる形のドラマが一斉に展開された日はなかなかありません。横浜DeNAの逆転勝ち、中日の粘り勝ち、広島の圧勝は、それぞれが持つチームの個性や強みをよく表しており、ファンにとってはたまらない一日になりました。セ・リーグはまだまだ熱く、夏の終わりに向けてますます期待が膨らみます。