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明大が引き分け挟んで開幕6連勝!山田陸人の2ランなど計9得点を奪って法大に完勝!【10/2 秋季東京六大学野球 明治大学vs法政大学】

 10月2日、東京六大学野球秋季リーグの第4週2日目が行われ、第2試合では明大が9対1で法大に完勝。今カード2連勝で勝ち点を3に伸ばした。

5回表、明大の山田陸がレフトスタンドへ豪快な2ランを放ち、拳を突き上げる

 明大が先勝して迎えた2回戦。春秋連覇へ突き進む首位・明大は、前週の早大1回戦で9回6安打完封劇を披露した村田賢一(3年・春日部共栄)が先発。対する法大は、今季4試合で1勝1敗、防御率0.82の篠木健太郎(2年・木更津総合)が先発した。

 序盤2イニングは両チーム無得点も、3回表に明大が8番・直井宏路(2年・桐光学園)のヒットから犠打と2四球で1死満塁のチャンスを掴み、3番・宗山塁(2年・広陵)のレフトへの犠牲フライで1点。さらに2者連続四球で押し出しとなり、明大が2点のリードを奪った。

明大の村田は5回を4安打1失点で先発投手の役割をしっかりと果たした

 さらに明大は5回表、四球と盗塁、3番・宗山のヒットで1死一、三塁として、4番・上田希由翔(3年・愛産大三河)の犠牲フライで1点を追加。そして前打席で押し出し四球を選んだ5番・山田陸人(4年・桐光学園)が、「後ろに繋ごうという気持ちでした。打ったのはカットボールかスライダー。反応で打ちました」と1ボールからの2球目を捉えてレフトスタンドへの2ラン本塁打。この回3点を奪い、リードを5点に広げた。

 その後も明大は攻撃の手を緩めず、6回表に相手守備の乱れで2点を追加すると、8回表に主将の1番・村松開人(4年・静岡)、9回表には6番・蓑尾海斗(4年・日南学園)にタイムリーが生まれ、最終的に計11安打で9得点。投げては、先発の村田が5回を4安打1失点に抑えた後、2番手の石原勇輝(3年・広陵)が3回を1安打無失点の好投を披露。投打が噛み合い、1分を挟んで開幕からの連勝を「6」に伸ばした。

8回、9回にも得点を重ねた明大。投打の噛み合った快勝だった

 敗れた法大は、先発の篠木がこの日も150キロ超の豪速球を披露したが、制球に苦しんで5回を4安打5四死球5失点で降板。打線も5回裏に海﨑雄太(4年・埼玉栄)のタイムリーで1点を返したのみ。今日の一戦に「すべてをかけて」の意気込みで臨んだが、春王者の明大に力負けする形で敗れて優勝の可能性が消滅して「痛い敗戦になってしまいました。正直、非常に残念です」と加藤重雄監督。それでも「落ち込んでいる場合ではない。最後まで全力で、法政らしい強さを取り戻せるように頑張りたい」と残りカードでの“勝利”を誓った。

法大は先発の篠木が5回5失点で降板。打線も1得点のみに抑え込まれた

■明治大vs法政大2回戦
明大 002 032 011=9
法大 000 010 000=1
【明】○村田、石原、髙山-蓑尾
【法】●篠木、塙、武冨、一栁-大柿
本塁打:明大・山田陸《5回2ラン》

◎明治大・田中武宏監督
「前回同様、村田がボールを低めに集めていて大崩れすることはないということがチーム全体としてわかった。その中で、今日は11安打ですけど、それよりも6四球が大きかった。その見極め。誰ひとり、俺が俺がという気持ちにならずに、繋いで繋いでという意識が法大さんにボディーブローのように効いたと思います。(篠木投手の)球の勢い、変化球のキレがいいのは分かっていたので、どれだけ気持ち良く投げさせないかというところで、それを選手たちが実行してくれた。(開幕6連勝も)自分たちが強いとは思っていない。過去、ここから緩みが出て負けたことが何回もある。それを知っているのは僕だけですから、そのことは選手たちに言い続けたい。気の抜ける相手はいない。いつ逆の立場になるかわからない。1週空きますので、次のカードへ向けていろんな準備をしていきたい」

◎明治大・山田陸人(4年・桐光学園)
「次の打者に繋ぐということを常に心がけている。(本塁打の打席も)後ろに繋ごうという気持ちでした。打ったのはカットボールかスライダー。反応で打ちました。みんないい顔をしてやっている。ベンチに入っていない4年生も優勝したいという気持ちが強い。ベンチ外のメンバーも含めて全員で戦っていきたい」

◎明治大・村松開人(4年・静岡)
「個人的には調子は良くないんですけど、毎回、繋ぐ意識で打席に入っている。ロースコア、接戦のゲーム展開を予想していますし、1球の大事さというものを重要視している。いつどういう風に流れが変わるか分からないですし、最後のアウトを取るまでしっかり気を抜かずにやって行かないといけない。チームの優勝のために全力を注いで来ましたし、(主将として)自分がしっかりと先頭に立って引っ張っていきたいという気持ちでやっています」

◎法政大・加藤重雄監督
「きつい1敗になってしまいました。背水の陣で篠木を投入したんですが、思いのほかボールが散らばってコントロールが定まらなかった。大きな期待を寄せたんですけど、私が引っ張りすぎたということもあります。この1戦にすべてをかけてという意気込みでしたが、痛い敗戦になってしまいました。(優勝の可能性が消滅して)正直、非常に残念です。去年までと比べて今年の春は手応えがあった中で迎えた秋でしたけど、今日のような負け方をして、点差以上に痛い負けになった。ただ、明後日には立教戦がある。落ち込んでいる場合ではない。最後まで全力で、法政らしい強さを取り戻せるように頑張りたい」

◎法政大・齊藤大輝(4年・横浜)
「春4位という結果で、自分たちの中でも手応えを感じて、期待感を持った中で夏を過ごした。チームスローガンに『一心』を掲げてやってきましたけど、悔しい気持ちでいっぱいです。でもまだ3カード残っている。後輩たちにも何かを残したいですし、応援してくれるみなさんと勝ちという喜びを共有したいと思っています」