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2022.09.21 21:18
増居翔太7回1失点の好投に廣瀬隆太が先制2ラン!投打がかみ合った慶大が勝利し、1勝1敗のタイに【9/21 秋季東京六大学野球 慶應義塾大学vs東京大学】
9月21日、東京六大学野球秋季リーグの第2週2日目が行われ、第2試合では16安打9得点と打線が爆発した慶大が快勝した。
慶大は初回、1死一塁から廣瀬隆太(3年・慶應)が2ランを放って先制。さらに2死から四球と二盗でチャンスを広げると、古川智也(4年・広島新庄)がタイムリー二塁打を放って3対0とする。
2回に萩尾匡也(4年・文徳)のタイムリーで1点を追加し、4回も山本晃大(4年・浦和学院)の2ランや増居翔太(4年・彦根東)のスクイズで7対0とリードを広げる。
その後はランナーを出しながらも追加点を奪えなかったが、9回に1死満塁から萩尾の2点タイムリーで9対1とし、ダメを押した。
投げては先発の増居が初回からヒットでランナーを背負う場面が続いたが、要所を抑えて無失点を続ける。4回はソロ本塁打を打たれたものの、5回からは立ち直り三者凡退に抑えていき7回1失点の好投。
8回からは渡部淳一(4年・慶應)が救援し、2回をパーフェクトに抑えて慶大が勝利した。これで対戦成績は1勝1敗となった。
東大は今カード1戦目に先発初勝利を挙げた井澤駿介(4年・札幌南)がこの日も先発マウンドに上がった。だが制球が乱れ、初回から2ランを打たれるなど2回4失点で降板。
打線も2回、3回に無死から連打でチャンスを広げるもののあと一本が出ず。4回の阿久津怜生(4年・宇都宮)のソロ本塁打による1得点にとどまった。
17年秋以来となる勝ち点獲得は次週へ持ち越された東大。試合後、井手峻監督は「もう1回チャンスがあるので立て直します」と語り、阿久津も「絶対に勝ってまずは勝ち点1を取りたいです」と意気込んだ。
■慶應義塾大vs東京大2回戦
慶大 310 300 002=9
東大 000 100 000=1
【慶】○増居、渡部淳-宮崎、善波
【東】●井澤、松岡由、鈴木健、岸野-松岡泰
本塁打:慶大・廣瀬《1回2ラン》、山本《4回2ラン》、東大・阿久津《4回ソロ》
◎慶應義塾大・堀井哲也監督
「先制点が取れたこと、増居がよく試合を作ってくれたことが勝因だと思います。(増居は)本来のエースですから、しっかり軸ができたと言えると思います」
◎慶應義塾大・増居翔太(4年・彦根東)
「(雨で中止になった)この3日間でいい具合に体を休めて調子を上げられたと思います。前半は連打をされる場面もあったんですけど、そこで粘れたことが後半に繋がってよかったと思います」
◎慶應義塾大・廣瀬隆太(3年・慶應)
「(ホームランについて)打ったのはスライダーです。しっかり芯で捉えられたと思います。朝のバッティング練習から調子が良かったので、ポジティブに打席に入れたと思います」