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〜「野球がつなぐ未来」〜 夏休みの『テレビ朝日・六本木SUMMER STATION』、野球ブース&野球人たちのスペシャルトークが大盛況!

 今夏、3年ぶりに「テレビ朝日・六本木ヒルズSUMMER STATION 2022」が開催(7月23日〜8月28日)。連日に渡って多くの来場者で賑わう中、8月9日、10日には待望の野球イベントを実施。ヒルズアリーナ内にSDGsや野球技術関連の様々なブースが出展され、アリーナステージ上では「野球がつなぐ未来」をテーマに著名な“野球人”たちがスペシャルトークを繰り広げた。

 出展ブースでは、コロナ禍の小中学生の自由研究のテーマになるような話題を提供。イベントの入口脇に設置された『SDGsストラックアウト』には、SDGs17の目標が書かれた的が用意され、その横には「世界6連覇のマドンナJAPANを学ぶ!白球追う女子が切り開く新時代」と題して、世界で活躍する日本の女子野球選手のパネル写真の展示。さらに野球への関心をより深いものにするため、グローブの状態を知って職人から手入れ術を学べる『グローブ再生工房Re-Birth』、ソフトバンク株式会社のアプリスマートAIを使用した『スイングものまねAI診断』では、福岡ソフトバンクの柳田悠岐、グラシアル、今宮健太選手と自分自身のスイングモーションを即座に比較でき、夏休みの小学生たちを中心に大盛り上がり。各ブースでスタンプを集めると豪華賞品が当たるスタンプラリーも実施された。

SDGsストラックアウト

女子野球選手のパネル写真展示

グローブ再生工房Re-Birth

スイングものまねAI診断

ステージ上でのスペシャルトークでは、元福岡ソフトバンクで現在栃木ゴールデンブレーブスに所属、メジャーやWBCの舞台でも活躍した川﨑宗則選手と、お笑いコンビ・ティモンディ(高岸宏行、前田祐太)が出演。『世界の野球事情』をテーマにした午前の部では、川﨑選手が自らの野球観と野球愛を熱弁。守備の上達法と楽しみ方では「まずグラブに慣れることが大事」と説き、「グラブの顔を見て目と目を合わせる」、「音を聞く」、「匂いを嗅ぐ」、「ボールの縫い目を感じる」とレクチャー。強豪・済美高校野球部出身のティモンディの2人も「金言だわ!目から鱗!」、「これをやっとけばNPB行けたのに!メジャー行けたのになあ!みんなはラッキー!小学生の時からこれを知れたのは!」と感嘆の声を揃えた。

さらに話は進み、来場者からの質疑応答コーナーの中では川﨑選手が自らの生い立ちとプロ選手への道のりを振り返り、「バット引きの神」と呼ばれた時代や、中学入学直後の「幻のバスケ部入部」、長く秘密にしていた「バンド活動」、中学3年での「左打ち挑戦」などを“驚き”と“笑い”たっぷりのエピソードを次々と披露。子どもたちに向けて「自分で決めて、自分でやることが大事」と訴えた。この話に深く頷いていたティモンディ・高岸さんも「どんなことも経験になる。どんなこともハッピーに繋がっている。『やればできる』は『やれば成長できるんだよ』という意味を込めて言っています!どんな人間も失敗はある。チャレンジすれば必ず成長はできる!」と力強く叫んだ。

午後の部では、川﨑選手が自身の『バッティング論』を大公開。「バットを振る前に、まずバットの芯を知ることが大事」と力説。そして「いつも元気な秘訣は?」、「試合がある日のご飯は?」、「何時ぐらいに寝ていますか?」、「試合の時に緊張してしまうのをどうすればいいですか?」などの子どもたちからの質問に次々と明朗回答。ティモンディの2人も、改めて「楽しく野球をやってもらいたい!」、「ありがとうの気持ちを忘れず、好きな野球をやっていってください!やればできる!」と締めの言葉。小学3年生の息子が今年から野球を始めたという川﨑選手は「自分が親になったことで、お父さん、お母さんの大変さがわかった。それぞれ大変だと思いますけど、これからもよろしくお願いします」と語り、「野球の試合が始まる時の心配の“プレイボール”は、“ボールで遊べ”という意味。ボールを追いかけて、真っ黒になって、楽しんでください!」と野球の未来を担う子どもたちにメッセージを送った。

 翌10日のスペシャルトークには、午前の部に日米通算170勝の岩隈久志氏をメインゲストに、お笑いコンビの鬼越トマホーク(金ちゃん、信州満月)が出演し、福岡ソフトバンクの和田毅投手もリモートで特別参加。メジャーでノーヒットノーランを達成した経験も持つ岩隈氏は、自らの「ピッチングの極意」を惜しみなく披露し、「コントロールを良くするコツ」などを細かく伝授。子どもたちの質問には、ステージ上で手本を見せながら丁寧に回答した。そして「野球というスポーツはとにかく楽しいです。楽しい気持ちでやっていってもらいたい。努力をして喜びに変えられるように頑張ってほしい」とエールを送った。

続く午後の部では、元野球女子日本代表で茨城ゴールデンゴールズの監督を務めている片岡安祐美さん、元女子プロ野球選手で今年日本初の女子野球塾を立ち上げた加藤優さん、芸能界きっての野球女子で“神スイング”でお馴染みの稲村亜美さんが登場。「普段から仲良し」という3人組がテンポの良い軽快なトークを展開。会場に駆け付けた子どもたちからの「(バッティンングで)高く遠くへ飛ばすためのコツは?」、(外野守備で)どうすれば本塁へ素早くいいボールを投げられるか?」などの質問に回答。これまでの出演者同様に自らの『野球人生グラフ』を用いて自身の経験を振り返りながら、子どもたちにアドバイスを送った。

 六本木ヒルズの会場では新型コロナウイルスの感染症対策が取られた中、2日間で親子連れを中心に多くの子どもたちが来場。計4回のスペシャルトークはLIVE配信され、イベント終了後も『背番号5 テレビ朝日スポーツ公式YouTubeチャンネル』にて、アーカイブで事後視聴が可能となっている。