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【輝きを放つ注目の男たち!マイナビオールスターゲーム2021】ウィーラー、常に笑顔のお祭り男!全力プレーで仙台ファンに恩返し!

 移籍2年目にしてチームに欠かせない存在となっている読売巨人のウィーラーが、選手間投票で選出されて自身オールスター初出場。5年間プレーした思い出の地で恩返しのプレーを見せる。

【写真提供:共同通信社】

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 すっかり人気者だ。アメリカ出身、1987年1月16日生まれの34歳。2014年、27歳の時にヤンキースでメジャーデビュー。当時在籍していた田中将大が先発した試合でメジャー初本塁打を記録して田中の勝利をアシストした過去を持つ。

 そして同年末に東北楽天と契約を結ぶと、来日1年目の2015年(91試合、打率.255、14本塁打、50打点)から、2016年(140試合、打率.265、27本塁打、88打点)、2017年(142試合、打率.271、31本塁打、82打点)と右肩上がりの成績を残して勝利に貢献。そのパンチ力と勝負強さだけでなく、常に明るく陽気なキャラクターで、グラウンドでは全力プレーで、ベンチでは声を張り上げ、仲間と喜び合いながらチームを盛り上げた。

 ニックネームは映画『トイ・ストーリー』に登場する「ポテトヘッド」。来日後は「ハクション大魔王」とも呼ばれながらファンに愛された。

 その後、2018年、2019年も主力として活躍を続けたが、2020年に外国人枠の関係で2軍暮らしが続いた中で読売巨人へトレード移籍。するとそこでも、すぐさま“盛り上げ役”となり、戦力としてもしっかりと働いてリーグ優勝に貢献。

 移籍2年目の今季も、当初は外国人野手3番手の扱いだったが、新加入組がコロナ禍で来日が遅れる間に出番を得ると、開幕から打撃絶好調。4月に新型コロナウイルス感染症で陽性反応が出たために一時戦列を離れたが、再合流後も高打率をキープし、6月22日に規定打席に到達すると同時に打率.337で首位打者に躍り出た。その後、やや数字を落としたが、その実力はチームメイト、対戦相手の選手たちからも大いに認められる存在となった。

 その証として今年、選手間投票でオールスターに初選出され、「NPBの素晴らしい選手がたくさんいる中で、その選手たちに選んでいただけたことがとても光栄です」と感謝。

 そして第2戦の舞台が楽天生命パーク宮城という中で、「お世話になった方がたくさんいる仙台で行われるオールスター戦に出場できることはうれしく、そして東北に縁を感じています。いいプレーをお見せできるように頑張るよ!」と“恩返し”を決意した。

 常に明るく、常に全力でプレーする姿は、多くの者に元気と勇気を与える。

 我々観る側も、この男の“無邪気な”プレーを全力で楽しもう。