日本ハム―ロッテ 　日本ハムに勝利しファンの声援に応えるロッテのスタンリッジ＝釧路【写真提供:共同通信社】

　千葉ロッテが4対0で北海道日本ハムに完封勝利を収めた。

　9年ぶり開催となった釧路でのデーゲーム。試合が動いたのが3回。千葉ロッテは2死1、3塁からペーニャのタイムリーで1点を先制。4回にはサントスのソロ本塁打、5回にも中村の2点タイムリーと着実に得点を重ね、北海道日本ハム先発の有原を攻略した。

　5回までスタンリッジに2安打に抑えられた北海道日本ハムは、6回に1死から松本、大谷の連打でスコアリングポジションに走者を進めたが、中田、レアードが倒れた。連打が出たのはこのイニングのみで、9回に2四球で2死1、2塁としたが、中島がセンターフライで完封負けを喫した。

　千葉ロッテは先発のスタンリッジが「自分の投球ができた」と7回無失点の好投で、自身4月12日以来約3か月ぶりとなる2勝目。8回からは松永、大谷、南、内と小刻みな継投リレーを成功させて、北海道日本ハム打線に反撃を許さなかった。

　北海道日本ハムは大谷が故障から復帰後、初めて「3番・DH」で先発出場したが、3打数1安打で打点なし。他の面々も覇気がなく、計6安打で今季12度目の完封負け。チームは4連敗となるとともに、地方球場では今季8戦全敗となった。