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バレンティン通算200号!山田押し出し四球で決着!東京ヤクルトが延長サヨナラ勝ち!

10回ヤクルト2死満塁、サヨナラの押し出し四球を選び、一塁に向かう山田。奥は座り込む中日・笠原=神宮【写真提供:共同通信社】


延長戦の末に東京ヤクルトが9対8で中日にサヨナラ勝ち。約1カ月ぶりに3連戦の初戦で白星を挙げた。

 先発は、東京ヤクルトが今季2勝6敗、防御率3.80の原。一方の中日は同2勝5敗、防御率4.36の吉見。試合は序盤から荒れた展開に。1回表に中日が原のワイルドピッチで先制するも、その裏に3番・バレンティンが自身来日通算200号本塁打となる今季15号2ランで東京ヤクルトが逆転に成功。3回裏には、5番・リベロの来日初アーチとなる2ランで点差は3に広げた。

 4回表に7番・福田の第3号3ランで同点にされた東京ヤクルトだが、その裏に相手のエラーで1点を奪い再びリード。5回表にも1番・京田の第2号ソロで追いつかれてしまうが、その裏に9番・原のタイムリーで三度リードを奪った。

 7回裏、押し出し四球で貴重な追加点を奪って逃げ切りを狙った東京ヤクルトだったが、8回表に中日・福田にこの試合2本目となる4号3ランを許し逆転されてしまう。しかしその裏、中日4番手の又吉のボークで同点に追いつき、試合は延長戦へ突入した。

 そして迎えた10回裏、中日の6番手・笠原に対し、東京ヤクルトがこの回先頭の上田が四球、犠打の後に敬遠、山崎のヒットで2死満塁のチャンスを掴むと4番・山田が、押し出し四球を選んでゲームセット。4時間38分の死闘に幕を下ろした。

 東京ヤクルトは計16安打を放ち、4番手のルーキが3勝目。サヨナラ負けを喫した中日は、借金が2ケタの10に。投手陣が11四球と制球に苦しんだだけでなく野手陣も3失策と守りにも精彩を欠いた。