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Ballpark Trip

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おしゃれで良質な品を取り揃え! 「+B」(プラスビー)で非日常と日常の架け橋を目指す【Ballpark Trip vol.9】

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 プロ野球界に新しい風を吹き込んでいる横浜DeNAベイスターズ。そんな横浜DeNAは様々なショップを手がけており、にわかに注目を集めている。そんな横浜DeNAの運営するショップを4回に渡ってお伝えしていきたい。

 第1回目となる今回はライフスタイルショップである「+B」(プラスビー)だ。

 横浜スタジアムから日本大通り方面へ少し歩いたところにある「+B」は、一般的な野球のグッズショップとは佇まいから一線を画している。街中の一流アパレルショップのようなその店舗は、どのようなコンセプトで運営されているのだろうか。

「+B」の店舗内の様子

「+B」の店舗内の様子

マネキンが来ている服装もオシャレ

マネキンが来ている服装もオシャレ

 まず店名の「+B」に注目した。横浜DeNAベイスターズが運営していることもあり店名の「B」は「BAYSTARS」と認識されがちだが、「BASEBALL」のBなのである。

 店舗を切り盛りする中崎朱香店長に話を伺うと、「日常にBASEBALLをプラス(+)してもらいたい」という思いが込められているのこと。

 さらには、「野球という非日常的な体験と日常をつなぐ架け橋のような存在になりたい、と思っています。そのため、さり気なく野球を感じさせてくれるようなアイテムを揃えているのです」とコンセプトを教えてくれた。

店舗に並ぶ商品のなかは日用品もある

店舗に並ぶ商品のなかには日用品もある

 横浜DeNAベイスターズのグッズを求められている方は「オフィシャルグッズショップ」、日常生活で使うようなさりげないアイテムを欲しい方は「+B」と棲み分けをしているようだ。

店舗に並ぶ商品のなかには日用品もある

商品のなかには日用品もある

 店舗内には選手のユニフォームやマスコットといった、いわゆる一般的な横浜DeNAベイスターズグッズは存在しない。あくまでもBASEBALLをコンセプトにしたライフスタイルグッズのショップなのである。

 日常使いにぴったりな、そしてプレゼントにもなりそうなアイテムが、街中にある一流のアパレルショップのように陳列されている。その展開方法も一般的なグッズショップとは異なっている。

店内にはオシャレなアパレルショップのような雰囲気が漂う

店内にはオシャレなアパレルショップのような雰囲気が漂う

 店舗の雰囲気も同様だ。横浜DeNAベイスターズというロゴなどはなく、BASEBALLをコンセプトにおしゃれな雰囲気が漂っている。

 「+B」の店舗自体は2015年に横浜スタジアム横にオープンしており、2017年に現在の位置に移転している。

 その移転に伴いお客様の層も変わったという。中崎店長によると「移転前はベイスターズファンの方がほとんどでした。しかし、今はオフィス街が近いこともあり、ベイスターズファンの方だけでなく、日常使いで購入されるような方も増えてきました」とのこと。

 横浜スタジアムから少し離れていることもあり、お客様との接し方も変わったという。

 中崎店長によると「試合観戦のついでではなく、お買い物を目的として来店してくださるお客様が増えたことによって、商品をおすすめしたり、お客様に似合うお洋服を一緒に選んだりと、お客様ひとりひとりとコミュニケーションをとることの出来る機会が増えました。それによりリピーターの増加にもつながっていると思います。また、お客様の声も以前より多くあがるようになっています。その声を商品開発の際の参考にすることもあるんです」と教えてくれた。

 お客様の声に耳を傾け、次の商品開発に生かしているのである。

 お客様の声が反映されるのは、一般的なグッズショップにおいてなかなかないことだろう。一歩先を進もうとしているのが伝わってくる。

中崎朱香店長

中崎朱香店長

 最後に中崎店長からメッセージを頂戴した。

 「『+Bに来てよかったな』と思っていただき、楽しんでいただけるような接客を心がけています。ベイスターズのファンの方だけでなく、12球団すべてのファンの方はもちろん、より多くの方に訪れてもらいたいです」

 しっかりとしたコンセプト、店舗の雰囲気、充実したアイテムを見る限り、中崎店長のメッセージは多くの野球ファンにきっと伝わることだろう。

(記事/写真:勝田聡)