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Ballpark Trip

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メットライフドーム「L’s CLAFT」が誇る2大看板コロラドピザとブルームーンで楽しもう【Ballpark Trip vol.7】

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 メットライフドームで話題となっているグルメがある。三塁側バックネット寄りに位置するL’s CLAFT(エルズクラフト)だ。スタジアム内の店舗としては比較的珍しい、焼き立てのコロラドピザをメイン商品として据えている。ドリンクでは全米No1売上のクラフトビール「ブルームーン」を取り扱っている。もちろんコロラドピザとの相性も抜群である。

L’s CLAFT(エルズクラフト)の店舗外観

L’s CLAFT(エルズクラフト)の店舗外観【写真提供:SEIBU Lions】

 2016年シーズン開幕にオープンした同店は今年が4シーズン目となる。お店の状況を事業部ファンサービス&マーケティンググループ 玉井悠野さんに伺ってみると「おかげさまで、ライオンズファンの方からの認知度は上がっていると思います。年々、売上も順調に伸びています」との力強い返事が戻ってきた。

L’s CRAFTの立て看板

L’s CRAFTの立て看板【写真提供:SEIBU Lions】

 L’s CRAFTは立て看板にもある通りメイン商品は「コロラドピザ」になる。そのなかで一番人気となっているのはチーズとのこと。立て看板でもメイン商品の場所に位置しており、カマンベールチーズが真ん中にドーンと盛られた写真はインパクトもある。人気商品というのも納得だ。

コロラドピザ(チーズ)1000円

コロラドピザ(チーズ)1000円【写真提供:SEIBU Lions】

ブルームーン700円

ブルームーン700円【写真提供:SEIBU Lions】

 玉井さんによると、チーズをはじめとしたピザ単体ではなく、ブルームーンをセットで楽しむのがおすすめだそうだ。ピザとビールを頬張りながら野球観戦するのは、たしかに気持ちが良さそう。

 その他にもフライドポテトやミックスナッツといった、おつまみになりそうな軽食も用意されているのもありがたい。

 スタジアムで用意されるピザというと、冷凍ピザをイメージする方が多いかもしれない。しかし、L’s CRAFTではコロラドピザが作り置きされることはない。コンコースを抜けた場所に位置する、専用窯でオーダーが入ってから焼き上げるのだ。「出来たてをだす」というこだわりは開店当初から変わらない。

 そのため開店当初は想定以上にオーダーが多く、待ち時間が60分を超えることもあったという。

L’s  CRAFTの従業員さんの働いている様子

L’s CRAFTの従業員さんの働いている様子【写真提供:SEIBU Lions】

 もちろん、繰り返しになるがピザを作り置きすることはないため、待ち時間が0分になることはない。ピザという商品の特性上、待ち時間はどうしても発生してしまう。

 また、L’s CLAFTをはじめメットライフドームにはコンセプトとして新しい観戦スタイルの提案が第一にあるという。スタジアムでは、店舗でお弁当などの食品を購入してから座席に戻って食べるのが一般的なスタイルとなる。しかし、そうではなく開放的な空間でスタジアムの雰囲気を楽しんで頂きながら、コミュニケーションが生まれる場所としてご利用いただきたい、と球団スタッフは教えてくれた。

L’s  CRAFTの店舗の内観

L’s CRAFTの店舗の内観 ※開店前の様子【写真提供:SEIBU Lions】

 そのような場は2箇所ある。店舗のすぐ目の前にあるにスタンディングで食べられるテーブルがそのひとつ。モニターが用意されており、映像そして場内の歓声を感じながらピザとビールを楽しめるのである。

パラソル付きのテーブル座席

パラソル付きのテーブル座席【写真提供:SEIBU Lions】

 そしてもうひとつが、専用窯のあるスペース脇に用意されているパラソル付きのテーブルである。小さいお子様連れの場合はこちらのほうがいいかもしれない。もちろん、自身の席に持ち運んで食べることもできるのでそこは安心してほしい。

 メットライフドームが提案する新しい観戦スタイルはまだまだ発展途上中。事業部ファンサービス&マーケティンググループ 玉井悠野さんの話を聞く限り、これからも進化していくことは間違いない。L’s CRAFTが誇るコロラドピザ、そしてブルームーンの主力商品がその進化の手助けとなるはずだ。

文・写真/勝田聡