- 大学野球
2019.10.27 18:40
集中打を見せた明大が逆転勝ち!今季初先発・入江の好投から4年生と1年生が噛み合って1勝1分け!【10/27 秋季東京六大学野球 2回戦 立教大学 vs 明治大学】
集中打を見せた明大と6対1で立大に逆転勝ち。今カード1勝1分けとリードした。
延長12回5対5の引き分けから一夜明けて迎えた2回戦。立大は今季4試合で1勝2敗、防御率0.92の手塚周(4年・福島)、明大は前日5番手で登板して1イニングを無失点に抑えた入江大生(3年・作新学院)が先発した。前半はこの両右腕による投手戦となり、直近の先発2試合を計12イニング無失点の手塚が4回まで2安打無失点に抑えると、今季初先発となった入江も4回まで1安打無失点と好投し、こう着状態が続いた。
初めに試合が動いたのは5回表。立大がヒットと犠打でチャンスを作り、9番・笠井皓介(4年・桐蔭学園)のタイムリーで1点を先制する。しかし6回裏、明大が猛反撃に出る。2塁打から犠打の後、連続四球で1死満塁となると、ここで交代した立大2番手・宮崎晃亮(4年・相模原)に対し、4番・北本一樹(4年・二松学舎大付)が三遊間を破るタイムリーを放って同点に追いつくと、2死後に和田慎吾(4年・常総学院)が「チームのみんなが繋いでくれたチャンス。食らいついていった」とレフトへ勝ち越しの2点タイムリー。さらに7番・・原田竜聖(1年・日本航空石川)も左中間を破る2点タイムリー2塁打を放ち、「チャンスで1本打てて良かった」と笑み。引退間近の4年生と新戦力の1年生の力が噛み合い、この回一挙5点を奪って試合をひっくり返した。
その後、6回裏に犠牲フライで1点を追加した明大は、6回1失点と好投した入江から7回以降は継投で立大打線を封じ込めて試合終了。「4年生らしさを見せられる場面ももう少ない。後輩たちに繋げる意味でも、一つ一つのプレーを大事にしていきたい」と副将でもある和田。「最後、勝って終わりたい」と明日の3回戦での必勝を誓った。
■立教大vs明治大2回戦
立教大 000 010 000=1
明治大 000 005 10X=6
【立】●手塚、宮崎晃、川端、宮海、赤塚−藤野
【明】○入江、長江、高橋、中山−篠原
◎明治大・善波達也監督
「入江が先取点を取られましたけど、粘り強く放ってくれた。流れをうまく作ってくれた。昨日のダメージはなかったと思うし、先発の機会を与えたいなと思っていた。きちっと放ってくれた。来季に少し明かりが見えたかな。何とか4年生がきちっとやる部分と新しい戦力が出てこないかなと思ってやっています」
◎明治大・和田慎吾(4年・常総学院)
「(同点打の場面は)チームのみんなが繋いでくれたチャンスだったので、自分が何とか打とうと打席に入った。とにかく自分が打てる球に食らいついて行きました。プレーでもチームを引っ張る立場なんで、ああいうチャンスの場面で打てて良かったです。今日勝てたというのはすごい大きいですけど、明日勝って勝ち点を取らないと意味がない。4年生らしさを見せられる場面ももう少ない。後輩たちに繋げる意味でも、一つ一つのプレーを大事にしていきたい」
◎明治大・原田竜聖(1年・日本航空石川)
「タイムリーが打てて良かった。長打じゃなくて単打で繋いで行くという意識でした。チャンスで1本打てたということで自信になりますし、明日の試合も頑張りたいです。4年生とやる試合はもう限られているので、楽しんでやりたいです」