- 大学野球
2019.06.12 20:32
東洋大が昨年の屈辱を晴らす快勝で初戦突破!東都新人賞の松本渉がソロアーチを含む3安打の活躍【6/12 第68回全日本大学野球選手権 2回戦 東洋大vs桐蔭横浜大】
投打のかみ合った東洋大が7対1で桐蔭横浜大に勝利した。
1点を先制して迎えた3回、ヒットと四死球で2死満塁とすると暴投で2点目を挙げる。なおも2死二、三塁と続くチャンスに山崎基輝(3年・愛工大名電)がライトオーバーの2点タイムリー二塁打を放って加点。6回には松本渉(1年・龍谷大平安)のソロ本塁打でリードを広げ、8回には2本の犠牲フライで突き放した。
投げては先発した村上頌樹(3年・智辯学園)が4回までパーフェクトに抑えるなど、7回2安打無失点の好投。最後は河北将太(1年・浦和学院)が無失点で締めた。
桐蔭横浜大は5回、大神田丈(4年・日大明誠)のチーム初ヒットなどで1死一、二塁のチャンスを作るが後続が倒れ得点が奪えず。8回に2死二塁から敵失で1点を返すにとどまった。
昨年、同大会初戦で7回コールド負けを喫した東洋大が初戦突破し、3回戦進出。13日の準々決勝は東京六大学代表の明治大と戦う。
■2回戦:東洋大vs桐蔭横浜大
東洋大 013001020=7
桐蔭横浜大 000000010=1
【東】○村上、松澤、河北-佐藤
【桐】●関野、三浦、登坂-手島、大貫、森下
本塁打:東洋大・松本(6回ソロ)
◎東洋大・杉本泰彦監督
「村上はリーグ戦後のオープン戦で投げた時はあまりよくなかったですが、今日はまずまずの内容でした」
◎東洋大・佐藤都志也主将
「何が起こるのか分からないのがトーナメントなので、どれだけ点を取っても相手に食らいついていかないといけない、という印象を受けたので、慎重にいかないといけないと思っていました。村上も序盤は堅さがありましたが、この初戦を勝つことの難しさを知っているので、いい意味でいい緊張感を持てていたと思います。(明日の明大戦に向けて)森下(暢仁)はいい投手なので、森下の力を借りて打ちます。食らいついて、1点でも多く勝っていればいいかなと思います」
◎東洋大・松本渉
「高校時代は引っ張って打っていましたが、今日はたまたま打てたと思うのでこれからもいつも通りやりたいです。明日は森下さんの真っすぐに振り負けないようにしたいです」
◎桐蔭横浜大・齊藤博久監督
「村上くんを打つことは難しいので、7回から勝負、セーフティーバントなどでいかに疲れさせるかと考えていました。3回の3点が大きかったです」
文・写真=山田沙希子