- MLB
2017.04.05 22:17
岩隈久志はソロ2本に泣く…6回2失点も味方の援護なく敗戦投手に
シアトル・マリナーズの岩隈久志が4月4日、ヒューストン・アストロズとの試合に登板したが6回を投げ、被安打4、奪三振2、与四死球3、失点2で負け投手になった。強力打線をソロ本塁打2本に抑えた岩隈だが味方の援護に恵まれなかった。
今シーズン初登板を迎えた岩隈。初回いきなり先頭打者を味方のエラーで出してしまうが、落ち着いて後続を断ち無失点。二回も三者凡退で抑えた。だが三回にブライアン・マッキャンから一発を浴びる。
四回に追いついてもらった岩隈は四回、五回を無失点に抑え試合を作った。しかし六回にソロ本塁打を被弾。2本とも思いのほか打球が落ちてこなかった。
黒星がついた岩隈だが球団公式サイトは、「彼が受けたダメージは2本のソロ弾だけだった」と安定した投球内容を伝えている。
スコット・サーバイス監督も「彼はプロだ」と岩隈の投球を高く評価。最速87マイル(約140キロ)に届くかどうかという球速ながら、69マイル(約111キロ)のカーブと83マイル(約133.6キロ)のカットボールを組み合わせることで実際よりも速く見せ、内野ゴロを打たせて取った投球を絶賛した。
「私は今夜の投球を見てエキサイトしたよ。確かに2本塁打を浴びたのは痛いが、効率的なピッチングができていた。これこそ我々が必要としたものだ」
この試合にファンからは、「ホームランは打たれたけど岩隈は自分の仕事をした」「岩隈は頑張ったけど打線が1点しか取れないんじゃね」「マリナーズの打者はプレートから離れたボールを振りすぎ」「試合を作ることに関しては抜群に信頼できる」などの声が寄せられている。