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ご当地グルメ高知県編 「KOMA‘S HOUSE」 高知ファイティングドッグス・駒田徳広監督プロデュース 「昭和」が漂う「令和」名物バー【Ballpark Trip vol.5】

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 現役時代は読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズで計20年間プレーしNPB通算2006安打を放った駒田徳広さん。2000年の現役引退後はコーチ業、解説者、ラジオDJなどマルチな才能を発揮し2016年からは四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグス監督として指揮を執る「元・満塁男」が、プロデュースするバーが高知市内の中心部・帯屋町にある。

高知ファイティングドッグス・駒田 徳広監督の立看板が「KOMA‘S HOUSE」入口の目印

高知ファイティングドッグス・駒田 徳広監督の立看板が「KOMA‘S HOUSE」入口の目印

 夏場は「よさこい祭り」でにぎわう中央公園のすぐ北側。駒田監督の笑顔が迎える立看板を目印に、浜田ビルの3階へとエレベーターを上がっていくと「KOMA‘S HOUSE」と書かれたドアが見えてきた。そして黒いドアを開けると……。そこには令和の時代から2世代タイムスリップした世界が広がっていた。

昭和の雰囲気がいっぱいのカウンタースペース

昭和の雰囲気がいっぱいのカウンタースペース

 駒田監督の読売ジャイアンツ時代ユニフォームと共に飾られているのはキャンディーズや高倉健さん「唐獅子牡丹」のレコードジャケット。流れてくる音楽は中森明菜、松田聖子にシブがき隊。しかもバーを普段預かる笹岡里香さんによれば「レコードやCDは全部、駒田さんが横浜から持ってきた私物なんです」とのこと。

 テーブル席には角中勝也(千葉ロッテマリーンズ)、藤川球児(阪神タイガース)、MLBのスーパースター、マニー・ラミレスの高知ファイティングドッグス時代のユニフォームこそ飾られているものの、それがなければ「昭和歌謡バー」なのだ。

 では、なぜこのような異色のバーが誕生したのか?高知ファイティングドッグス球団職員でありながら、この日はJICAの南米各国野球指導員らを引き連れて呑みにやってきた(笑)髙原知麿さんに聞いてみよう。

 この「KOMA‘S HOUSE」が誕生したのは駒田監督が2年目の監督契約を更新した2018年のこと。「野球を知らない方にもバーをきっかけに球場に来てもらうようにしたい」と2000年代に同じ店名で横浜でバー経営をしていた駒田監督の側から提案があったという。

 よってバーの楽しみ方は自由である。カウンタースペースで全国的にも高名な土佐の地酒や地ビールを楽しみつつ、昭和歌謡に耳を傾けるもよし。テーブル席で仲間と通常ハイボールの2倍以上の容量がある「KOMA‘S ハイボール」や、他店と比較しても格安のシャンパンを肴にお酒好きな高知県人の皆さんとワイワイやるもよし。さらに「来店された時は高知ファイティングドッグスの試合評や打談議など、みんな本音で語ってくれる」(髙原さん)駒田さんの話を聴くもよしだ。

「KOMA‘S HOUSE」でも取り扱う土佐山田のクラフトビール

「KOMA‘S HOUSE」でも取り扱う土佐山田のクラフトビール

 「おススメはこの店のムード。お気軽に足を運んで頂きたいです」と笹岡さん。酒と野球と昭和歌謡。ぜひ、皆さんも高知に来たらこの「KOMA‘S HOUSE」で懐かしい気持ちになってもらえたら幸いである。

「KOMA‘S HOUSE」の顔・笹岡 里香さん

「KOMA‘S HOUSE」の顔・笹岡 里香さん

「KOMA‘S HOUSE」
〒780-0841 高知県高知市帯屋町1丁目10-20 浜田ビル3F
電話 080-2986-9147
営業時間 20:00~翌1:00 不定休
*店休日・駒田 徳広さん来店情報は下記Facebookでご確認ください。