- 高校野球
2017.03.22 17:43
長打とエース力投で、福岡大大濠が創志学園を破る!
前日3月21日(火)は雨天順延となり、3月22日(水)に仕切り直しとなった「第89回選抜高校野球大会」。第1試合では昨秋九州大会優勝・明治神宮大会ベスト4の福岡大大濠(福岡)と、昨秋中国大会ベスト4・3季連続で甲子園出場を果たした創志学園(岡山)が対戦した。
福岡大大濠の先発は三浦 銀二(3年)。この試合では最速146キロを計測したストレートや、大きく曲がるスライダー、100キロ台のカーブを有効に使い、創志学園打線を6回まで無失点で抑える。
一方、福岡大大濠打線の主役になったのは8番の樺嶋 竜太郎(2年・左翼手)であった。2回裏、二死二塁から、創志学園先発左腕の秋山 竜彦(3年)が投じた5球目カーブを叩くと、打球はレフトスタンドへ吸い込まれる大会第6号先制2ランに。福岡大大濠は3回裏にも二死一・二塁から5番・稲本 侑星(2年)が左対左をもろともしない右中間を深々と破る2点三塁打で4-0とした。
4回裏から創志学園はエース・難波 侑平(3年)がレフトから2番手マウンドへ。しかし、ここでも樺嶋が立ちはだかる。一死から139キロのストレートを打つと打球はレフトフェンスを超す二打席連続本塁打。5-0と大きくリードを広げる。
創志学園は後半に反撃。6回表には3番・難波の二塁打を契機に6番・金山 昌平(2年・一塁手)の2点二塁打で2点を返し、8回表に一死満塁から、金山の二塁フライの捕球態勢を見て三塁走者の難波がタッチアップする好走塁で1点をもぎとり、2点差に詰め寄った。
しかし、猛追もここまで。8回裏に三浦の押し出し死球によって追加点を挙げた福岡大大濠は、マウンドに戻った三浦が9回・149球9回を投げ抜き完投。6対3で創志学園を破った福岡大大濠が、大会第7日(3月26日)第2試合に東海大市原望洋(千葉)と滋賀学園(滋賀)の勝者と対戦する2回戦進出を決めた。