- MLB
2017.02.18 17:21
マリナーズ岩隈がオフの積極補強に大感謝「内外野揃って素晴らしい守備」
2001年以来16年ぶりのプレーオフ進出を狙うマリナーズは、オフに10度を超えるトレードで30人超の選手を動かすなどし、積極的補強に乗り出した。この補強に大感謝しているのが、メジャー6年目のシーズンを迎える岩隈久志投手だ。球団公式サイトによると、昨季16勝を挙げた右腕は「自分の立場から見ると、(この補強は)大きいです」と話したそうだ。
■ゴロを打たせてアウトを取るスタイル
2001年以来16年ぶりのプレーオフ進出を狙うマリナーズは、オフに10度を超えるトレードで30人超の選手を動かすなどし、積極的補強に乗り出した。特に、野手はスピードと守備に重点を置き、ロイヤルズからジャロッド・ダイソン外野手、ダイヤモンドバックスからジーン・セグラ内野手とミッチ・ハニガー外野手を獲得。ロビンソン・カノ内野手やネルソン・クルーズ外野手の持つパワーに機動力を加えた。
この補強に大感謝しているのが、メジャー6年目のシーズンを迎える岩隈久志投手だ。球団公式サイトによると、昨季16勝を挙げた右腕は「自分の立場から見ると、(この補強は)大きいです」と話したそうだ。
岩隈と言えば、自身も「守備に頼るタイプ」と話すように、ツーシームやスプリットを駆使しながらゴロを打たせてアウトを取るタイプの投手だ。記事によれば「自分はみんなで試合を作り上げていくタイプ。守備に頼るタイプ。今年のチームは内外野揃って素晴らしい守備。楽しみです。スピードにはスランプはないし、機動力が増せば自分にとっても後押しになる」と通訳を介して話し、2017シーズンを戦う新チームの戦力に大満足の様子だったという。
■昨季は1年ローテを守り、自己最多16勝をマーク
昨季は怪我とは無縁で、1年間ローテーションを守り抜き、自己最多16勝(12敗)を挙げた。健康に1年を過ごせたことについて「とても満足。それが先発として目指すところ。チームに貢献していることにもなる。今季もまた同じように1年を過ごしたい」と意欲を見せたそうだ。サービス監督は昨年の岩隈について「想像以上の働きをしてくれた」と絶賛。今季の活躍にも大きな期待を寄せているそうだ。
プレーオフ進出はチームの目標であると同時に、岩隈が目指すところでもある。35歳右腕は「今季はこのチームで大きなチャレンジに立ち向かう。それをみんな楽しみにしています。今季は大きな期待が持てると思いますね」と意気込みを語ったそうだ。
ア・リーグ西地区にはダルビッシュ有投手擁するレンジャーズ、昨季まで同僚だった青木宣親外野手のアストロズなど強敵が揃う。念願を叶え、少しでも長いシーズンを送るためにも、岩隈の活躍が大きなカギを握ることになりそうだ。