- プロ野球
2017.02.05 22:37
開幕投手候補の日ハム斎藤佑、5年ぶり大役に必要なものとは?
日本ハムの斎藤佑樹投手が今季中の完全復活を目指し、米アリゾナでの春季キャンプで奮闘している。第1クール最終日となった4日(日本時間5日)は2度目のブルペン入り。躍動感のある投球で、栗山英樹監督ら首脳陣へ1軍定着をアピールした。
■復活目指しキャンプで奮闘続ける「背番号1」、カギとなる西武との相性は?
日本ハムの斎藤佑樹投手が今季中の完全復活を目指し、米アリゾナでの春季キャンプで奮闘している。第1クール最終日となった4日(日本時間5日)は2度目のブルペン入り。躍動感のある投球で、栗山英樹監督ら首脳陣へ1軍定着をアピールした。
斎藤は昨季3年ぶりの勝ち星なしと苦しい投球となったものの、現時点では3月31日の西武戦(札幌ドーム)での開幕投手の候補にも挙がっている。チームの開幕投手争いでは大谷翔平が右足首痛で出遅れ、昨季チームトップ11勝の有原航平、新人王の高梨裕稔らが有力候補。斎藤が開幕投手争いに加わるにはオープン戦など実戦登板で結果を出し続けることが必須となるが、2012年以来5年ぶりの大役を務めるには何が必要か。対西武戦の成績から見ていきたい。
昨季は西武戦3試合で登板した。5月15日(札幌ドーム)は救援し、1回1奪三振1四球、1安打無失点。先発した6月29日(札幌ドーム)は4回2/3で4四球、2奪三振、5安打2失点とまずまず試合を作ったものの、2度目の先発となった7月28日(札幌ドーム)は3回2/3で1奪三振3四球、6安打5失点と炎上した。
■どの投手も西武との相性は良くない? 斎藤佑は本格的に参戦できるか
対戦成績は0勝1敗、計9回1/3で12安打7失点。防御率6.75はパ・リーグのカード別ではワースト(ロッテ戦は登板なし)だったが、開幕戦が行われる札幌ドームに限れば、2試合登板、0勝0敗、計5回2/3で2失点。防御率3.21と決して悪くはない。
西武の各主力打者との対戦では、リーグ盗塁王の金子侑司、森友哉、メヒアとはいずれも被打率.250(4打数1安打)だったものの、浅村栄斗に被打率.750(4打数3安打)、秋山翔吾に被打率.400(5打数2安打)と打ち込まれた。浅村、秋山はいずれも上位を任されるだけに、2人への苦手意識の払拭が西武斬りへの鍵となりそうだ。
各投手の対西武戦成績は調整が遅れている大谷が3試合登板、1勝2敗、防御率3.43。有原が1試合登板、0勝1敗、防御率11.25。高梨は5試合登板(うち4試合が救援)、1勝0敗、防御率5.40と、どの投手も良くない。
背番号18から早実時代に付けていた1番に変更した斎藤。まずは本格的に開幕投手争いに参戦できるか注目したい。