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ソフトBドラ1右腕が飛躍の2年目へ ダル恩師に英才教育受ける成長の日々


ソフトバンクの昨季ドラフト1位・高橋純平投手(19)に連日、英才教育が施されている。宮崎キャンプ第1クール最終日となった5日、工藤公康監督も現役時代に背負った背番号47を継ぐ男が、ブルペンで心地良いミットの音を響かせていた。

■ダル・田中将大恩師が連日指導…昨季は1軍昇格なし「違う刺激ある」

 ソフトバンクの昨季ドラフト1位・高橋純平投手(19)に連日、英才教育が施されている。宮崎キャンプ第1クール最終日となった5日、工藤公康監督も現役時代に背負った背番号47を継ぐ男が、ブルペンで心地良いミットの音を響かせていた。

 今キャンプでは、主力組が集うA組に抜擢。並み居る投手陣に混じっての練習。「張りがある感じ、緊張感がある感じがします。1軍の選手と練習していると、(2軍でやっているのと)違う刺激があります」と、勉強となる日々を送る。キャンプ3度目となったこの日のブルペンでは、80球を投げこんだ。

 このブルペン。右腕の左斜め前方には、佐藤義則投手コーチが立っていた。投球動作に入ると、高橋の背後に佐藤投手コーチが入る形だ。「体を開かずに、できるだけ前にいって投げるための練習です。佐藤さんに立って頂いたほうが、いい球がいったかなと思います」と好感触を得ていた。

 5日だけに限ったことではない。第1クールで3度入ったブルペンでは毎回、佐藤投手コーチからあれこれとアドバイスを受けている。「下半身主導で投げられているか」「腕を振り切れているか」などなど。日本ハム時代はダルビッシュ有、楽天時代には田中将大を育てた佐藤投手コーチの教えを存分に叩き込まれている。

 昨季は怪我で出遅れ、1軍昇格もなく「(昨季は)何も納得できるところはなかった」のだという。「上でやらせてもらっている間に、1つでも多くのことを吸収して、生かしていきたい」。2年目を迎える2017年。高橋純平が、成長の日々を送っている。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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