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同僚も驚く打球速度 ホークス新大砲ジェンセンが柵越え9発「感触よかった」


大砲の匂いを感じさせた。ダイヤモンドバックスからソフトバンクに新加入したカイル・ジェンセン内野手(28)がキャンプ初日となった1日、フリー打撃でいきなりマイナー通算178本塁打のパワーを披露した。

■新助っ人ジェンセンがキャンプ初日にいきなりパワー披露

 大砲の匂いを感じさせた。ダイヤモンドバックスからソフトバンクに新加入したカイル・ジェンセン内野手(28)がキャンプ初日となった1日、フリー打撃でいきなりマイナー通算178本塁打のパワーを披露した。

 今宮健太と同組でのバッティング回りで打席に入ったジェンセン。左投げ右打ちという変わり種の助っ人砲は、左の打撃投手相手に19スイング目で左翼席へ“来日初本塁打”となる柵越えを放つと、24スイング目には左中間スタンド最深部へ。計32スイングで3アーチを放った。

 次に右投手と対峙すると、ここでは26スイング。左中間スタンド最深部に2本の柵越えを放つと、センターバックスクリーンにも1本を放り込むなど、6本の柵越え。キャンプ初日は計58スイングで9本をスタンドへと放り込んだ。

 ジェンセンの打撃フォームは踏み出すステップが小さく、テークバックの動きも少ない。キャンプ初日とあって、打ち損じも多かったが、その打球の速さには、見ていたチームメートからも驚きの声が漏れていた。

■申し分ないパワー、愛称は「ジェニー」に

「感触はよかった。1日、しっかりみんなと練習できたことが収穫。流れも理解したし、充実した1日だった」。初日の練習を終えると、こう振り返って、宿舎へ戻るバスへと乗り込んだ。

 チームメートからは早速「ジェニー」の愛称で何度も声をかけられ、「だいたいの人がニックネームで呼んでくれる。ほかにも、いいものがあったら言ってほしいね」と早くもチームに溶け込み始めている。

 昨季、ソフトバンクは長打力不足に悩まされ、それがV逸の要因の1つとなった。そこを補う大砲として期待されるジェンセン。190センチ、109キロの体格から生み出されるパワーは、申し分なさそうだ。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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