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今季メジャーを盛り上げる5大ライバル関係 日本人所属4球団の名前も


日本では巨人vs阪神に代表される伝統の一戦、長く続くライバル関係があるが、それはメジャーでも同じ。日本の倍を超える30球団もあれば、新旧問わずさまざまなライバル関係があるものだ。MLB公式サイトでは「2017年MLB5大ライバル関係」と題した特集記事を組み、今季抑えておくべき注目のライバル関係を5つピックアップ。その中には、ダルビッシュ有投手擁するレンジャーズと、今季から青木宣親外野手が加わったアストロズの「テキサス対決」も含まれていた。

■第2位にダルビッシュvs青木の“テキサス対決”

 日本では巨人vs阪神に代表される伝統の一戦、長く続くライバル関係があるが、それはメジャーでも同じ。日本の倍を超える30球団もあれば、新旧問わずさまざまなライバル関係があるものだ。MLB公式サイトでは「2017年MLB5大ライバル関係」と題した特集記事を組み、今季抑えておくべき注目のライバル関係を5つピックアップ。その中には、ダルビッシュ有投手擁するレンジャーズと、今季から青木宣親外野手が加わったアストロズの「テキサス対決」も含まれていた。

 ア・リーグ西地区の覇を競うレンジャーズvsアストロズは2位にランクイン。同じテキサス州に拠点を置く2チームの対戦は、テキサス州旗のデザインにちなみ「ローンスター(一つ星)シリーズ」と呼ばれている。最近数年は両軍共にチーム力が安定し、地理的な条件に加えて、地区首位を争う意味でもライバルとなった。2015シーズンはアストロズが139日間も首位を保ちながら、最後の2週間でレンジャーズが逆転。昨季は直接対決でレンジャーズが15勝4敗と大きく勝ち越したが、記事によれば全19試合のうち14試合が2点差以内の接戦だったという。

 米データサイト「ファングラフス」の今季予想ではアストロズが90勝で地区優勝することになっているが、記事では「今オフは攻撃力アップに注力していたが、投手力はまだ解決されていない問題」と指摘。右のエースとしてダルビッシュを抱えるレンジャーズと、青木を新戦力として迎えたアストロズは、どんな名勝負を繰り広げてくれるのか。日本のファンをも巻き込んだライバル関係が期待できそうだ。

 その他、5位にはア・リーグ東地区のブルージェイズvsオリオールズが挙がっている。今オフFAだった強打者バティスタの去就を巡り、オリオールズのデュケット強化担当責任者が「ファンが彼のことを好きじゃないから」と獲得の可能性を否定。昨季ワイルドカードゲームで両軍が対戦した際、バティスタが本塁打を放った後のリアクションについて、オリオールズのショウォルター監督が苦言を呈した背景もあり、対戦時には緊張感が漂う可能性は高い。

■第1位はドジャースvsジャイアンツ、前田の対ジャイアンツ成績は…?

 4位には、ナ・リーグ中地区のカージナルスvsカブス。この2球団の間には長らくライバル関係があるが、昨季は中地区常勝チームとして君臨したカージナルスを追いやり、カブスが地区優勝、ワールドシリーズ制覇を果たした。昨季カージナルスからカブスにFA移籍したヘイワードが、古巣について「中心選手が年老いてきた」と発言したことにカージナルス・ファンが反応。今オフはカブスから外野手ファウラーがカージナルスへFA移籍し、両者のライバル関係にさらに面白みを加えた。今季から加わった上原浩治投手もカギを握りそうだ。

 3位には、ナ・リーグ東地区のナショナルズvsメッツ。ここ2年は地区1、2位を両軍が争い、2強時代に差し掛かっている。2015年にメッツがワールドシリーズ進出を果たした後、中心選手だったマーフィがナショナルズへFA移籍。昨季のナショナルズ地区優勝に大きく貢献した。メジャー屈指の先発投手陣を抱えるメッツ、メジャー屈指の強打戦を誇るナショナルズの首位争いは今年も熾烈なものとなりそうだ。

 そして、堂々の第1位はナ・リーグ西地区のドジャースvsジャイアンツだ。同じカリフォルニア州にある2チームだが、ファン同士も強烈に意識し合うライバル球団。最近はドジャースが地区4連覇を果たしている一方、ジャイアンツは2014年を含む3度のワールドシリーズを2000年代で果たしている。この2チームといえば、カーショー(ドジャース)とバムガーナー(ジャイアンツ)の両エース左腕の存在が際立つが、実は昨季ドジャースに移籍した前田健太投手も健闘。昨季はジャイアンツ戦で4度先発し、3勝1敗と2つ貯金を作った。今年も前田がどれだけ勝ち星を稼げるかが、このライバル関係に大きな影響を与えそうだ。

 キャンプインまで2週間弱となったメジャーリーグ。今季も見どころ満載のシーズンとなりそうだ。

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