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2017年以降はドジャースが君臨!? 米メディアがカブスとの2強時代を予測


2016年はカブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした。108年前は2年連続世界一に輝いたカブスが、今季も頂点に立ち、再び歴史を繰り返すのか注目されるところだが、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」公式サイトでは、「2016年はカブスのもの。が、2017年以降はドジャース時代到来の理由」と題した特集記事で、2017年以降のドジャースの躍進を予想している。

■ドジャースは今オフ最大補強ポイントの二塁手をトレードで獲得

 2016年はカブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした。108年前は2年連続世界一に輝いたカブスが、今季も頂点に立ち、再び歴史を繰り返すのか注目されるところだが、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」公式サイトでは、「2016年はカブスのもの。が、2017年以降はドジャース時代到来の理由」と題した特集記事で、2017年以降のドジャースの躍進を予想している。

 サイ・ヤング賞獲得エースが全盛期(アリエッタ、カーショー)、守備能力の高さに加えて将来有望な新人王選手を輩出(ブライアント、シーガー)、チーム内で信頼の高い最優秀監督の存在(マドン、ロバーツ)、数年先の戦力を見据えたチーム作りができるフロントオフィス勢など、カブスとドジャースには非常に似通った部分が多い。昨季はカブスが30球団の頂点に立ったものの、ドジャースは地区4連覇中。先日、レイズからローガン・フォーサイスをトレードで獲得し、今オフの補強課題だった二塁の穴を埋めた。

 これでドジャースは一塁にエイドリアン・ゴンザレス、二塁フォーサイス、三塁ジャスティン・ターナー、遊撃コーリー・シーガーとレギュラー陣が確定。外野には中堅にジョク・ピーダーソン、左翼アンドリュー・トールズ、右翼ヤシエル・プイグ、その他にもブレット・アイブナー、アンドレ・イーシア、スコット・バン・スライク、トレイス・トンプソンといった面々が名を連ねる。

■地区4連覇中の現有戦力に加え、傘下マイナーに多数の有望株

 先発ローテは、エース左腕クレイトン・カーショー、再契約したリッチ・ヒル、前田健太に加え、ホセ・ウリアス、スコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシー、柳賢振らが枠を争う形になる。故障明けの投手が多いが、人数は揃っているだけにリスクマネージメントは十分と言えそうだ。ブルペンも、守護神ケンリー・ジャンセンと再契約できたことは大きい。

 昨季の中心メンバーがチームに残り、さらに戦力アップできたドジャースが、今季地区5連覇に向けて盤石な体制を整えたことは間違いないが、傘下マイナーにも未来の大砲コーディ・ベリンジャー(21歳)、キューバ人右腕ヤディエル・アルバレス(20歳)、外野手アレックス・ベルドゥーゴ(20歳)など、将来を嘱望される若手がズラリ。ベテラン勢との世代交代が上手くいけば、長らくチーム力をキープできそうだ。

 記事では、米データサイト「ファングラフス」が2017年の順位予想でドジャースを30球団中1位に上げていることも紹介。ファングラフスの予想では、今季はドジャースが95勝67敗で、30球団トップでレギュラーシーズンを終える予想になっている。同時にカブスは94勝68敗の2位予想。共通点を多く持つ2チームは「今後数年にわたりプレーオフでたびたび対決し、球界で最高のライバル関係を築くだろう」と締めくくっている。

 果たしてドジャースは予測通りの成績を残し、カブスと2強時代を築くことになるのか。その戦いぶりに注目したい。

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