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バグウェル、レインズ、イバン・ロドリゲスが米野球殿堂入り


◆ 3名が殿堂入り

 現地時間18日(日本時間19日)、アメリカ野球殿堂が今年の殿堂入り選手を発表。ジェフ・バグウェル氏、ティム・レインズ氏、イバン・ロドリゲス氏の3名が殿堂入りを果たした。

 全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍している記者たちの投票によって決まるアメリカの野球殿堂。全体の75%以上の票を集めれば、晴れて殿堂入りとなる。

 トップはバグウェル氏の86.2%。メジャーデビューを果たしたアストロズ一筋で15年間プレーし、通算449本塁打を記録。その功績が認められ、2007年には背番号「5」が球団の永久欠番になった。

 そんなバグウェルに僅差でつづいたのがレインズ氏で86.0%。盗塁王に輝くこと4度、通算808盗塁を記録した韋駄天は、候補入りから10年のラストチャンスを見事にモノにした。

 最後はイバン・ロドリゲス氏。76.0%とギリギリではあったが、候補入り1年目にして殿堂入りを果たした。プエルトリコ出身の捕手で、リーグMVP1回、シルバースラッガー賞は7回、ゴールドグラブ賞は13回も受賞。オールスター出場も14度を誇り、まさに“最強捕手”として君臨した。

 なお、対照的にギリギリで殿堂入りを逃したのが、歴代2位のセーブ数601を誇るトレバー・ホフマン氏。わずかに“4票”足りず、得票率74.0%で涙を呑んだ。

 今年度の野球殿堂入り投票結果は以下の通り。

▼ 2017年・投票結果
―――当選―――
86.2% ジェフ・バグウェル
86.0% ティム・レインズ
76.0% イバン・ロドリゲス

――――落選―――
74.0% トレバー・ホフマン
71.7% ブラディミール・ゲレーロ
58.6% エドガー・マルティネス
54.1% ロジャー・クレメンス
53.8% バリー・ボンズ
51.8% マイク・ムッシーナ
45.0% カート・シリング

◆ アメリカ野球殿堂
 野球界で偉大な業績を残した人物や野球界の発展に寄与した人物を表彰するもので、1936年に創設。表彰者はニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂博物館のギャラリーにレリーフが飾られる。

・選考対象=MLBで10年以上のプレー経験を持ち、引退から5年以上が経過した選手。
→ 選考対象となった選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で殿堂入り候補者とするか否かが議論され、候補者として認められた後、ようやく殿堂入りの可否を問う投票にかけられる。

・選考方法=全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍している記者たちによる投票で、全体の75%以上の投票を得ると殿堂入りとなる。