- 大学野球
2018.10.25 11:35
走攻守すべてで光る高い実戦力 逢澤崚介(明治大)
「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」
高い身体能力を生かし、走攻守三拍子が揃う外野手。岡山・関西高時代は1年春からベンチ入りし、秋には1番・中堅手としてレギュラーを獲得。明治神宮大会準優勝に貢献した。
翌春の甲子園では5打数無安打で初戦敗退と悔しい思いをしたが、3年夏には最速140キロを超えるストレートを武器に、エース兼1番打者として甲子園に戻ってくるなど、当時から野球センスは抜群だった。
当然NPB球団からも注目を集めていたが、プロ志望届は提出せずに明治大へ進学。「なんでもできる子だったけど、外野手で走攻守三拍子揃った選手になるように」という善波達也監督の親心もあり外野手に専念。1年春からベンチ入りすると、高山俊(阪神)菅野剛士(ロッテ)といった良き手本を間近で見ることで様々なことを学んだ。
2年春からレギュラーを獲得すると、いきなり打率.321でベストナインを獲得。3年の春と秋も3割を超える高打率を残し、明治神宮大会決勝では桜美林大・佐々木千隼(ロッテ)からタイムリーを放って優勝に貢献した。
そして迎えた最終学年でも大きな経験を積んだ。春は打率.298と3割には届かなかったものの、侍ジャパン大学代表選考合宿でのアピールが実り代表入り。日米大学野球とハーレムベースボールウィーク両大会通算で3割を超える打率を残して自信を掴み、レベルと意識の高い選手たちと生活をともにして刺激の多い1ヶ月間を過ごした。
また、守備面では善波監督が「4年間、田中武宏コーチの指導を受けて、ポジショニングも“あ、ここにいる”ということが多いです」と目を細め、走塁面では4年間で24個の盗塁を決めた。
将来的な理想像については秋山翔吾(西武)の名を挙げており、猛者が集うプロ野球界でも、走攻守で大きな存在感を放っていきたい。
文・写真=高木遊
TBSテレビ「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」番組公式サイト
http://www.tbs.co.jp/baseball-draft/